内容説明
「妖精の国」の女王グロリアーナの命を受けて、冒険の旅に出る騎士たちとその危急を救うアーサー王子の物語。一人目の主人公、赤い十字の盾を持つ騎士は、白い騾馬に乗ったユーナ姫と竜退治に出かけるが、行く先々で二人を待ち受ける危難の数々―。騎士は打ち勝つことができるのか。そしてユーナ姫は…?ドラゴンクエストのルーツとなる冒険譚ほか。
著者等紹介
スペンサー,エドマンド[スペンサー,エドマンド][Spenser,Edmund]
1552?‐1599。英国の詩人。後半生をアイルランド駐在役人として過ごし、「詩人の王」と称された。牧歌「羊飼の暦」で認められ、騎士道寓意ロマンス「妖精の女王」は英詩を代表する作品となる
和田勇一[ワダユウイチ]
1911‐1993。東京生まれ。東京大学英文学科卒。熊本大学スペンサー研究会代表としてスペンサー詩の翻訳出版に尽力
福田昇八[フクダショウハチ]
1933年、熊本県生まれ。東京大学英文学科卒。熊本大学名誉教授。日本スペンサー協会会長
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