ちくま新書<br> 外国人労働者新時代

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ちくま新書
外国人労働者新時代

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  • サイズ 新書判/ページ数 206p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784480058881
  • NDC分類 366.8
  • Cコード C0236

内容説明

本格的な少子・高齢化の時代を迎え、外国人労働者・移民受入れをめぐる議論がいま、注目を集めている。人口問題を移民受入れで解決することは可能なのか?外国人労働者とその家族に、定住への道は開かれるのか?スキャンダルにゆれる外国人研修・技能実習制度を、真に意味のあるものにしていくことはできるのか?欧米諸国の経験もふまえて論点を整理しつつ、アジア諸国と連動した人材開発という新たな視点から、人材国際化への道筋を示す。

目次

序章 外国人労働者新時代の幕開け
第1章 始まった「第二の論争」
第2章 外国人労働者はいま
第3章 移民受入れは少子・高齢化対策になるのか
第4章 移民・外国人労働者の社会的統合
第5章 地域統合と国際的な人の移動
第6章 東アジアの人材移動
終章 人材の集まる国に

著者等紹介

井口泰[イグチヤスシ]
1953年東京都生まれ。76年一橋大学経済学部を卒業し、労働省に入省。80年~82年、ドイツ連邦共和国エアランゲン・ニュルンベルク大学に留学。87年以降、外国人雇用問題に関わり、GATTウルグアイ・ラウンドのサービス貿易交渉に労働の専門家として参加。外国人雇用対策課長を最後に労働省を離れ、95年4月、関西学院大学経済学部助教授。97年より同教授。著書に『国際的な人の移動と労働市場』(日本労働研究機構)、共著に『グローバル時代の外国人労働者』(東洋経済新報社)など
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Hidekazu Asai

1
日本へ渡航し、労働者として働く外国人労働者の実態とその諸問題を分析し、解決の糸口を見出す本です。 外国人が来るから仕事が奪われる、というようなことを言う人に本書を、是非、読んでもらい、事実に触れ、偏見を取り除いてもらいたいです。2020/02/02

Yoshiki Kasuga

0
提言のもう少し具体的アプローチまで見せて欲しかった2012/12/24

ペールエール

0
国際化にあたって考えなければならない問題であって、国内における生産年齢人口低下による労働力不足を補う為にはヒト、労働力の輸入が必須となってくる。外国から誘致した場合には、社会的統合といった形でソフト面でも日本人と同一待遇を目指そう!という主張。 外国人労働力誘致も良いが、各々企業が各国でそれは確保すべきであって、国内では女性の社会進出やニート雇用を最重要課題とするべき。 2011/11/29

Lc

0
筆者の主張「人材開発・還流モデル」:日本の土壌で若手の外国人労働者・研究者の育成を行い、世界で通用する高度な人材となったあかつきに、その能力を日本で発揮してもらおうという戦略2010/03/07

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