ちくま文庫<br> 志ん朝の風流入門

個数:

ちくま文庫
志ん朝の風流入門

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年04月25日 13時36分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ 文庫判/ページ数 279,/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480036919
  • NDC分類 810.4
  • Cコード C0195

内容説明

春は桜にはじまって、神楽囃子は夏祭、秋はそぞろに寂しくて、炬燵火恋しい冬となる…日本人は、季節のうつろいに心情を重ね合わせて言葉をつむいできた。色鮮やかな四季の変化、こまやかな人の情、折々の行事…失われつつある日本の「風流」を、小唄端唄、和歌俳句、芝居や物語の中の言葉から選び抜き、古今亭志ん朝が粋な調子に乗せて語る。風流ことば再発見の一冊。

目次

春は桜にはじまって(鐘は上野か浅草か;木の芽立ち;目には青葉)
夏の祭は走馬燈(いづれあやめかかきつばた;虎が雨 ほか)
秋はそぞろ寂しくて(壁に鳴き入る虫の声;名月や池をめぐりて ほか)
冬は二つの年の渡し舟(炬燵火恋し;水の流れと人の身は;歳末点描;正月人事風物往来)
待たれる春(節を分ける;梅は咲いたか桜はまだかいな;花木のかけ橋)

著者等紹介

古今亭志ん朝[ココンテイシンチョウ]
昭和13年、東京生まれ。32年父の古今亭志ん生に入門して朝太で前座。34年二ツ目。37年志ん朝を襲名して真打となる。落語以外に演劇人としてもその才能を発揮した。名実ともに当代随一の噺家であったが、平成13年10月1日、没

齋藤明[サイトウアキラ]
昭和6年埼玉県生まれ。作家、古典芸能評論家。早稲田大学国文学科卒。近世文学専攻。昭和29年からNHK(東京)でラジオ・テレビの台本執筆。この間出版社勤務。狂言師野村万蔵に、また北大路魯山人に師事。平成6年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinupon

31
志ん朝師匠の声が聞こえるような気がします。話も江戸っ子なら、文章も江戸っ子の臭いがします。粋だね・・・。2016/01/04

roku7777

2
「古いこと専門です」いやいや、その古いことが出るわでるわ。歌舞伎に能に謡曲に俳句。もうとんでもなく博覧強記の「古いこと」。そこでふと気づく。僕らはあまりに「古いこと」を邪険にしてないかってね。あわてないで生きていく。それはそれで大事なことなんだよ。2020/11/04

みかん

2
広辞苑によれば風流とは、雅・風雅という意味の他に、「前代の遺風。聖人が後世に伝えたよい流儀」という意味もあるそうだ。本書の目次の見出しを借りれば、春は桜にはじまって、夏の祭は走馬燈、秋はそぞろ寂しくて、冬は二つの年の渡し舟、待たれる春・・・と季節それぞれの魅力と人々の暮らしや知恵がつまった宝船のような本だ。志ん朝師匠に感謝!2010/04/23

cocobymidinette

1
日本の文化芸術に精通した志ん朝さんが、ときおり言葉遊びや小噺を交えながら、四季の言葉や古い風習を解説する。あまり自分の跡を残したがらなかった志ん朝さんの数少ない著作にして、日本のあらゆる家庭の本棚に置いてもらいたい名品。ひととおり読むと、そろそろ概念ごと忘れ去られそうな良き時代の年中行事のひとつひとつを見てまわったような気持ちになれます。文庫化される前の題は「志ん朝の日本語高座」だったようで、この内容には「風流入門」の方が合っているのだけど、「日本語高座」な内容のものも書いてほしかったなぁ。2015/08/31

suzu

1
私はまだ20代ですが、とても読みやすかったです。 めっちゃ爆笑!おもしろい!という本ではないですが、四季の風物と様々な短歌俳句、歌舞伎浄瑠璃、狂言や歴史、物語、伝説の話を交錯させながら軽妙に季節の移ろいを愉しんでいく、そんな粋な本です。これぞ風流、と勉強になりました。2013/10/28

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/23703
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。