内容説明
古くは“バレばなし”とよばれてきた“艶笑落語”。いいかえれば、セクシー落語、ピンク落語、ポルノ落語でもある。品よく形容するならば、好色落語、お色気落語、風流落語ということになる。本書は、江戸時代から今日まで、“お座敷ばなし”として、ひそかに語りつがれて来た何百という艶笑小咄の中から精選し、バラエティ豊かに編んだ正統な小咄傑作集。
目次
合図の太鼓
赤貝
朝帰り
足わざ
あっちこっち
あと一合
油売り
天野屋利兵衛
出雲の神さま
居候〔ほか〕
著者等紹介
小島貞二[コジマテイジ]
1919年3月、愛知県豊橋市生まれ。新聞記者、放送作家を経て演芸・相撲評論家。日本放送作家協会々員、国立劇場演芸場運営委員、笑芸研究「有遊会」代表、相撲研究「貞友会」顧問、朝日新聞千葉版「千葉笑い」選者。著書に『落語名作全集』全7巻(立風書房)『漫才世相史』(毎日新聞社)『志ん生のびんぼう自慢』(立風書房)『決定版・快楽亭ブラック伝』(恒文社)『相撲丸豆本』全10巻(丘書房)『力士雷電』全3巻(ベースボールマガジン社)など350冊余
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