内容説明
「なぜだろう?なぜかしら?」が大好きなシンボー博士が、「男と女」「変態」「不老不死」「解剖」「美人」「人工現実」「睡眠」「笑顔」等々身の回りのフシギから脳の中までを面白く楽しく考察するニコニコ、フムフムの科学エッセイ。「コドモらしからぬコドモ」「大人らしからぬ大人」のみなさんへ。
目次
色気の科学(男と女;快感 ほか)
生死の科学(死体;痛い! ほか)
話題の科学(3D;人工現実 ほか)
脳内の科学(記憶;睡眠 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tnyak
3
科学エッセイ。難しいことを、しっかり理解して、かつ、できるだけ平易な表現で説明する、ことはかなり難しい。南さんは、その難しいことを、本書でも実行しておられる。2022/08/03
ゆたか
2
身近な科学に関する「なぜだろう?なぜかしら?」という問いに答えるコラム集である。面白いな、と思ったのは「毒」の章(服毒自殺したいわけでも、毒殺したい相手がいるわけでもない)だ。毒を摂取すると人は死ぬ。でも、どうして毒が身体に入ると人は死んでしまうの?どうやら、細かいメカニズムはそれぞれ違えど、人体の機能が阻害されるために死に至るようだ。例えば、一酸化炭素中毒は、一酸化炭素が血液中のヘモグロビンと結びつくことで、血液が酸素を吸収できなくなる等々。ちょっとためになる、時にちょっと下品な?面白ネタが多数。2016/01/07
朱音
1
別に変な本、というわけではない。「大人の」なんて書いてあるから***で@@@なことが載ってるわけではないのだ。なんといっても「科学」だもん。でも章題は「色気の科学」「生死の科学」「話題の科学」「脳内の科学」だからな…(笑)オトナ向きと言われればそうかも。言葉がわかりやすいので、とても読みやすい。専門用語もでてくるけど。科学・アレルギーなんだよ、て人にもお勧めできます。もうちょっとひとつひとつの内容がたくさんあるといいのになあ。もっと読みたかった。2001/11/29
メデスキ
0
ブックトラベルの選定から。林望さんの劣化版と個人的に捉えている南伸坊のエッセイ集。適当な読書量を残っていれば、あとはコミュニケーション、飲みニケーションで「食える」的なクオリティを提示されるが、これはこれでまさに「適当」な読書量なので、ちびちび楽しめちゃった俺の読書量はたかが知れている。
カンパネルラ
0
素朴な疑問は大人になってもわからないことが多い。それをうまく説明しているような気がするが、決して解決しているわけではない。肉体的なことや心理的なことが多いので、当然わからないままのことが少なくない2010/12/28