ちくま文庫<br> やくざと日本人

ちくま文庫
やくざと日本人

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  • サイズ 文庫判/ページ数 350p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480034847
  • NDC分類 368.5
  • Cコード C0136

内容説明

「やくざは、むかし八九三と書いた。…花札賭博でいうブタ―点数にならないカス札からきたわけである。」やくざはいつ発生し、なぜ現代社会に存在しつづけているのか?そして、どこへ行こうとしているのか?戦国末期の遊侠無頼から山口組まで、約500年におよぶ、やくざの歴史、政治・社会とのかかわりなど、やくざの全体像を初めて解き明かした名著。

目次

第1章 カブキ者と遊侠無類
第2章 火消人足全盛時代
第3章 アウトローの本流・博徒
第4章 博徒指導の秩父困民党一揆
第5章 近代やくざの登場
第6章 テキヤの社会主義運動
第7章 やくざと政治権力
第8章 血と泥の叛逆―谷川康太郎論
終章 暴力団の現実的意味
補遺 あとがきにかえて

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

叛逆のくりぃむ

6
 やくざの本は數あれどこれほど詳細を極めたものは少ない。やくざを始めとする「遊侠」、「匪賊」の歴史を見えることで彼等が歴史のもうひとつの主人公であることを知ることができる。2014/03/21

寶達ベミュ

3
マルクス主義日本ヤクザ通史の書。著者のマルクス主義からのヤクザの革命性・反体制性の評価は過大ではないかと感じるものの、江戸造営後、市中に溢れた浪人45万人と、幕府直属の旗本の中からそれぞれ町奴、旗本奴が生まれ、火消しや博徒を経て大正時代に体制側から保守政党の院外団兼社会主義運動対策の突撃隊として保再編成され、戦後は外国人の窮民を加えて現在の暴力団に至るという日本ヤクザの通史はとても見通しやすい。フィリップ・ポンス氏の『裏社会の日本史』が気に入った人は、是非本書を次にご覧いただきたい一冊。2019/08/10

いたち野郎

3
すごい本があるもんですね。研究報告でありながら凄みがあるってのは、著者が単に興味本位によってつらつら書いているわけではなく、すでにその世界へ片足突っ込んでいるかのような、本当に魅入られた人、または、境遇が近く共感するような人は、とことん任侠な気質なのだなと思います。近年の問題として、暴力団を被差別民だと認識されなくなっているのは、そう言うこと自体が差別的だという世論の変化、金嬉老事件などの風化とか、いろいろあるのかな、と思いますが、ここで描かれたやくざ像は今でもやくざ映画の魅力的な演出として生きています。2017/02/19

出口求

1
日本史の勉強にもなる良書です。近現代史は特にわかりやすくなると思います。何も持たぬ弱者が何かを作り出すためには、「暴力」を使うしかないという終盤の一文には恐ろしさとともに、やりきれなさを感じました。本来であれば自覚的なアウトローであり、拒絶された者たちであるはずのヤクザ者たちがどのようにして巨大化していったのか。ぜひお読みください。「社会で全うに生きていけない人間を雇って仕事を与え、その組織のルールの下で働かせる…ってたけし軍団と構造同じ!」と思った私は本当に凡人です(笑)。2015/12/12

矢場町

1
ヤクザの日本史。序盤は読むのがつらい。政府権力の強大さを実感した。あとがきの三島自殺の裏話が面白かった。2014/04/12

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