ちくま文庫<br> 時空の端ッコ

ちくま文庫
時空の端ッコ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 222p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784480033666
  • NDC分類 914.6
  • Cコード C0195

内容説明

国家の消滅あり体制の崩壊あり、まさに世界が爆裂したような1989‐91年。冷静な歴史眼とあふれる好奇心でこの世をとらえる知的興奮にみちた文章…。時に海底ケーブルの断面に「現在」を考え、またラテン文学から漢文に思いを馳せる。常識にまみれた日常に意表をつく一閃がひらめく。

目次

草野心平追悼
領土なき国家
ラテン文と漢文
歴史の時間軸
殺人産業大繁盛
ディス・コミュニケーション
軍隊廃止国民投票
私の七月十四日
二葉亭四迷氏と堀田善右衛門氏
スポーツと宗教、あるいは擬似宗教 〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kemonoda

1
堀田善衛さんのエッセイ集。「時空」ってのは「歴史」ってことですね、たぶん。東西南北過去未来に自在に話題が飛ぶ面白いエッセイですが、同時に読んでいると自分自身の教養のなさに滅入る。教養っていうのは必要だなあと思いました。もちろん勉強ができればいいってことではないけれど、やっぱり基本的現代人は幕末とか戦中・戦前・戦後の文化人に比べて圧倒的に教養が足りないと思ったりする。今のような乱世を前にした変動の時代に、無知であることはある意味、罪だ。2014/04/09

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