内容説明
海の泡から生まれたアウロディテ、人間の女たちをつぎつぎと誘惑するゼウスなど、きわめて人間くさい神々と、神のような英雄たちのあやなす恋と冒険のドラマ。西洋文化の源泉を訪ねる旅へ、いざ。
目次
1 天地創造の神話
2 オリュンポスの十二神
3 ゼウスと人間の交わり
4 最古の人類の誕生
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
匠
82
ギリシア・ローマ神話から、主な神様たちを主人公として、わかりやすく解説してあるが、ごく一部の話についてだけなので、より詳しく知りたい人には物足りなさが残ると思う。個人的には、オイディプスやペルセウスについても触れて欲しかった。それでも、オリュンポスの十二神やゼウスと人間の交わりについてなどは興味深く、神とはいえすごく人間くさく、情や欲にまみれてたりするの可笑しかったし、人間が作り出した伝説だから当然だよなと思いつつ、神というものが人間達ともっと肩を並べてる時代の話なのだと思って読むとすごく面白かった。2013/10/15
なちょ
3
わかりやすいギリシャ神話を探してました。絵画が好きなので、神話モチーフの絵も分かるようになりたいなと。最初の方の話はよく題材にされている有名どころで、いろんな絵も浮かびよくよく頭にも入りました。途中、沢山でたカタカナの名前に混乱したところもありましたが、楽しく読めました。これはいい! お気に入りは、コローの絵にもあるオルペウスの話。2014/01/30
Kaisei Nakayama
1
世界史を勉強して初めて、深く理解できた。小学生の頃は物語の面白さしかわかってなかったなー。
ヨックモック
0
ギリシャ神話の神々はキチガイだらけ。英雄ヘラクレスも例外ではない。特にアポロンとアテナは真性キチガイ/密告した自分の放ったスパイに呪いをかけるアポロン。父ゼウスが自分の息子を仕方なく雷で撃ち殺したところ、腹いせにその雷の武器を作った鍛冶師のキュクロプス達を皆殺しにするアポロン。クズである/口語調の、子ども向けの寓話のような文章はわかりやすくハードルが低いようにみえて、結構読みにくい/ノアの方舟伝説の元ネタはここかと思いきや、ギルガメシュ叙事詩にも描写があるとか2014/08/26
TAC
0
☆x3