ちくま文庫<br> 他人の中のわたし―精神科医のノートから

ちくま文庫
他人の中のわたし―精神科医のノートから

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  • サイズ 文庫判/ページ数 278p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480029478
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C0147

内容説明

精神分裂病の名医にして名文家の著書が綴る“異常と正常の間”―強迫神経症、共生精神病、出社恐怖症、神隠し、記憶喪失、家庭内暴力、罪悪感、老人ボケなど、現代に生きる人々が背負う多くの心の病は、どこからが異常でなにが正常なのか―カルテには書き切れなかった患者の紡いだ心の物語が静かに語られ、やさしき医師は患者の中に自分自身を見い出し、共に苦悩する。

目次

第1章 不可解だから、心
第2章 現代、という波乗り
第3章 病の、人模様
第4章 私自身のための精神療法

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

よし

5
精神科医が「患者」と向き合いたくても、診療時間の壁により十分な対応ができない。その悩みを真摯し打ち明けていく医療エッセイ。「正常」と「異常」の境目は? その間に何があるのか? それぞれの患者達の思いに耳を傾けていくと、自らの物語が淡々と語られていく。例えば、「古希の花嫁」の老人医療の悲しむべき実態。「浦島太郎の日記」に見られる涙ぐましくなる社会復帰への道・・など。そこに、「自分」と同じようじ苦悩する心を見いだしていく。自分というものを見直す確かな一冊!2017/05/11

ばー

5
精神科医のカルテを物語として読んでいるような。とても興味深い内容でした。患者の中に私が見える、と作者は述べていて、つまり異常と正常の垣根が低くなっている、むしろ誰もが異状であり正常である。この主題は他のお医者さんも語っていることで、つくづく現代社会の闇の深さ、業の深さを思うのですが、まぁそれはそれとして。出てくる患者は十人十色。精神科医と患者の対話は診療であり、お互いの通路でもある。その通路を許容量以上に広げなければならない医者。忍耐がいる仕事だ。2013/07/01

シロツメクサ

0
若い頃に読んだ本でしたね。2014/02/19

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