ちくま文庫<br> がむしゃら1500キロ―わが青春の門出

ちくま文庫
がむしゃら1500キロ―わが青春の門出

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 228p/高さ 15X11cm
  • 商品コード 9784480024572
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0195

内容説明

炎天下、15歳の少年が50ccバイクに乗って、市川―大阪往復1500キロ走破の旅に出た、たったひとりで…。坂道やジャリ道に悪戦苦闘しつつ走りながら、いろいろな人に出会い、さまざまな体験を重ね、考えた―人間について、労働について、生活について、男と女について…。自分の能力に対する限りない挑戦の記録「がむしゃら1500キロ」を中心に、日記や手紙を収め、思春期まっただ中の伝説の名レーサー東次郎の心の軌跡を追う。

目次

からす、かん三郎
上級生の大下さん
“はじめてのクルマ”
男と女
がむしゃら1500キロ(出発まで 大阪行きを決めた!;エンジン不調 食事ぬきの一夜;暑いドライブ 冷たい目;『明治天皇と日露大戦争』;悲しい大阪城;日射病 夜の琵琶湖;くり毛の馬“グッシに乗ったイタリヤ人”;さよならエンリコ 箱根越え;“初恋の味”;我が家で)
夏休みのおわりに
アメリカへ行きたい
受験戦争とクルマと

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

ナチュラ

11
1957年、中学3年の浮谷少年が 夏休みに愛車の50ccバイクで千葉⇔大阪間を旅するノンフィクション。 まだ舗装もあまり整備されていない道路や炎天下に苦しめられながらも、自分を叱咤し突き進む姿がとても爽やかだ。 当時、ドイツ製のバイクを買ってもらうなど、かなり恵まれた環境で育っていたと思われるが、14歳にしては大人な考えを持ち、ハングリーな精神さがカッコイイ。  後にレーサーになり、23歳で事故死した著者だが、残したものは大きい。2015/02/06

還暦院erk

10
図書館本衝動借り。レンタル映画『スタンド・バイ・ミー』を見た直後に読んだせいか、早世の少年(クリスと東次郎)の「旅」の密度に人生の凝縮を感じてしまった。クリスは物語上の人物だが。東次郎は路傍の少女や工事の人たちを見かけ、15歳とは思えないほどの労働観を記す。さらに、「がむしゃら…」の旅行記は少なくとも3度は描き直して完成させている。これも並みの少年ではない!『本は読めないものだから心配するな』という本で知った本書。読んで良かったと思う。2018/01/31

sagatak

9
私が生まれる少し前の時代、著者は頭もよい恵まれた家庭の子供には違いないが、それにしてもこんなにまともで且つ伸びやかに思索し行動できたとは素晴らしい。多少の若さの無謀はもちろん含まれるが、その中にも自制を効かせながら、しかし大胆に行動する。今でもこんな青年がいるのだろうか。私にはできなかったが、それでも学生時代にはバイクに乗り遠出したりした。著者の名前はどこかで聞いたことがあったような気もするが、若いときに読んでいたらもっと感化されていただろうか。著者は結局早死にしたが、確かに何か残した。2015/05/04

カワセミ440

5
中学三年生が書いた冒険記。50CCのモペットで市川から大阪へ一人でツーリング。1957年だから今から58年前。ここまで主張できる子ってそうはいないよな。スイカ売りの女の子と自分の対比とか・・・。『俺様の宝石さ』も良かったけど、思いを書き残そうっていう意思はこちらのほうが強いと感じた。浮谷東次郎・・・勿体ないね、23歳で亡くなっちゃって。生きていたらレーシングドライバーになって、そのあと何を成し遂げたんだろう?作家っていう手もあったな、なんて考えちゃいました。2015/03/23

Crystal.B

4
読後にまず感じたのは、なんという瑞々しい感受性!メカ系は全て弱いため、若くして亡くなったこの伝説のレーサーのことは全く知りませんでしたが、これを書いたのが15歳というのにまず驚きました。熟練の作家にはない、これこそ初々しさというものがあります。アスリートでもアーティスでも多くの人を惹きつけるのはその才能ですが、それ以上にどれだけその人がチャーミングかということ。理解ある両親への感謝の思い、出会った人達との交流、随所に出る自然への感動や批判精神等、恐るべき昭和(33年)の15歳にただただ脱帽しました。2015/04/30

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/396999

ご注意
リンク先のウェブサイトは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
リンク先のウェブサイトについては、「株式会社トリスタ」にご確認ください。