ちくま文庫<br> カンタベリ物語〈上〉

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ちくま文庫
カンタベリ物語〈上〉

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  • サイズ 文庫判/ページ数 433p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480021267
  • NDC分類 933

内容説明

時は14世紀末の4月のある日、ロンドンのとある旅館に、カンタベリへ巡礼に行く、種々の身分、職業をもつ29人の者が泊り合わせた。そこで道中の退屈しのぎに各々が順番に物語を始めた―女房を寝とられた大工の滑稽話、欲深い修道僧が屁をもらって分配させられる話…。中世物語文学のあらゆるジャンルが集められた傑作を、詩人西脇順三郎の名訳で贈る。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁冊

7
「人間というものは、自分で考えたよりもより幸運がいろいろに変装して、時々やって来るのに、神の摂理や運命の変転に対して不平を言うのが普通だ(略)。逆にある人は富を求めてやまないが、それが自分の死の原因となり、大病のみなもととなることは知らないでいる」(50ページ)。人間の解釈や判断がおかしなことになっていることの指摘。富の落とし穴もなかなか気づかないところで、富者は他人をも病気にしているという現実をみようとしないし、謝罪しない人もいる。こんな人こそ偽善者になるのではないか。卑近な事例があれば共感できるもの。2013/02/13

シマ

6
全体的に男女関係というか、夫婦のお話ですね。騎士の従者の話が良かったかなー。ただ個人的には学僧の話の、辛抱を美徳と考えるにも限度があるとは思いますが…。一番自分語りをしたのはバースの奥さんかな?彼女はなかなかかっこよかったですね。2014/12/16

viola

5
院に入る前に読みたかった本・・・だったのですが・・・あー。以前岩波ので挫折してしまったので、ちくまでまた読んでみました。個人的にはこちらのほうが読みやすいかな。面白いか、と聞かれると面白い・・・・・・・・?か微妙なところかなぁ。堅苦しくなく読みやすいけど、結構下品な話が多かったりもしますね。上巻で一番惹かれたのは騎士の話かな。2011/05/19

あかつや

4
チョーサーによる物語集。たまたま同宿した巡礼の旅の者たちが、道中の退屈しのぎにそれぞれお話をしていくという形のいわゆる枠物語というやつだが、いろいろなタイプの物語が混在したごった煮状態にあるので、ここまでは飽きることなく楽しめた。真面目くさったやつの話はつまらんというのは古今東西同じだが、そういう教訓話といっしょにお下劣下ネタ話も取りそろえるという、チョーサーの緩急つけた編集の妙が光っている。特に「粉屋の話」がバカバカしくて好きだなあ。騎士道物語の直後に浮気して尻にキスさせて屁をかます話もってくるとか。2018/11/21

amanon

2
平易な文体の割には、妙に読み進めるのが辛かった。ある程度西洋史やキリスト教文化に通じていても、今一つ馴染めないのだから、それらに通じていない人は殆ど理解不可能ではないか?注釈も殆どないし。また、内容的にも現在的視点から面白いと思える要素がどれだけあるか…その当時の文化や風俗を知るという点では興味深いものはあるけど。また、時代的に近いということで、ラブレーに近いものを感じるが、あの抱腹絶倒の荒唐無稽さとは程遠い。個人的には歳を取って、若い妻を娶った男が若い男に妻を寝取られる話が年のせいか、妙に心に沁みた…2021/07/26

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