ちくま文庫<br> 反=日本語論

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ちくま文庫
反=日本語論

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  • サイズ 文庫判/ページ数 318p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480020437
  • NDC分類 810.4

内容説明

フランス文学者の著者、フランス語を母国語とする夫人、そして日仏両語で育つ令息。三人が出合う言語的摩擦と葛藤に、新しい言語学理論を援用しつつ、独自の鋭角的な論理を展開する。この従来の「日本語論」に対する根源的な異議申し立ては、読売文学賞を受賞し、多大な評価を得た。

目次

序章 パスカルにさからって
1 滑稽さの彼岸に(歓待の掟;人の名前について;海と国境;声と墓標の群)
2 「あなた」を読む(S/Zの悲劇;シルバーシートの青い鳥;倫敦塔訪問;明晰性の神話)
3 文字と革命(萌野と空蝉;海王星の不条理;皇太后の睾丸;仕掛けのない手品)
終章 わが生涯の輝ける日

著者等紹介

蓮實重彦[ハスミシゲヒコ]
1936年、東京に生まれる。’60年東京大学文学部仏文科卒。’97年から、東京大学総長。’85年から’88年まで季刊映画誌『リュミエール』の編集長をつとめた。『反=日本語論』で、読売文学賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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小川一輝

1
言葉にまつまる神話を解体しながら御大が浮かび上がらせるのは「排除と選別」が構造化されたインド・ヨーロッパ語圏が隅々まで行きわたったこの世界そのものです。それを真っ先に感じ取った夏目漱石の再評価し現在と繋げる見事な手腕。言葉の揺れが「生きられるべき出来事」を創出するという彼の言葉に従えば、このバトンが引き継がれるのは水村美苗の登場を待たなければいけないでしょう。2016/11/29

笠井康平

1
わりに読みやすいほうの蓮實さんです。1冊目にもうってつけかと。2013/02/11

1
この家族が可愛らしいと素朴に思ったのだがそういう読みを拒否していそう2011/03/30

ハイザワ

0
言語それ自体にまつわる選別・排除の問題にまつわるエッセイ。……である以上に恐ろしいほどうまい文章で、ここぞというところで投げ込まれる一文にひたすら感じ入ってしまった。こういう文章が書けるといいねと思う。2016/11/11

melissokomos

0
「どこまで行っても日本が日本でなくなることのないこの均質な環境に誰もが絶望することなく、というよりそれに程よく満足して、不在の国境への郷愁すら憶える気配がないという点が、いかにも不思議なのだと妻はいう。何でも模倣することの上手な日本人が、国境をねつ造せずに平気でいるとはいったいどういう神経なのか。」2012/07/22

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