グリム兄弟―知られざる人と作品

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  • サイズ A5判/ページ数 93p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784473033192
  • NDC分類 940.28
  • Cコード C0098

出版社内容情報

メルヘンの父、グリム兄弟の生涯と業績を資料満載でわかりやすく収録。世界6カ国語に翻訳本の日本語版がついに刊行!グリム童話愛好家必読の一冊。

内容説明

「知の巨人」ヤーコプとヴィルヘルム。その偉大な業績を、グリム兄弟博物館(ドイツ・カッセル)所蔵の遺品と資料でたどる、初めての書。

目次

ドイツの童話かヨーロッパの童話か―物語の素材となった伝承について
民間伝承か芸術作品か―『グリム童話集(原題:子どもと家庭のメルヘン)』
言語と文学―ゲルマニスティーク(独語独文学)の創設
学術研究の責任について―学問と政治
ヨーロッパ全域に広がる文献学―グリム兄弟の功績
グリム兄弟の遺産―記念館と所蔵品
ヤーコプ・グリムとヴィルヘルム・グリム―伝記的データ

著者等紹介

ラウアー,ベルンハルト[ラウアー,ベルンハルト][Lauer,Bernhard]
グリム兄弟博物館館長。1954年、ドイツ最西端の町、ブリッテン=ザール(ザールラント州)生まれ。かつてグリム兄弟も学んだマールブルク大学で、スラヴ語文献学と東欧史、美術史、ロマンス語文献学を専攻。ロシア語、ポーランド語、チェコ語、セルボ・クロアチア語はもちろん、フランス語、イタリア語、ルーマニア語に通ずる。1984‐86年には「グリム兄弟200年記念祭」の諸企画に研究者として関わった。1987‐89年母校で教鞭を執り、1989年より現職。専門分野での論文、グリム関連の著書叢書多数

清水穣[シミズミノル]
同志社大学言語文化教育研究センター助教授。1963年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科ドイツ文学専攻科修了。1988‐91年マールブルク大学に留学(ゲルマニスティーク専攻)。1992年より同志社大学で教鞭を執る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tieckP(ティークP)

7
グリム兄弟の紹介本。パンフレットと書いている方がいるように、少ないページ数で画像だらけなのでテクストは少な目。ただ、書いたのはグリム博物館長なので内容は信頼できる。グリム兄弟の功績について童話以外に紹介しているのが特徴で、文献学者や政治家としての面も扱って(ゲルマン法学者としての面はもっと書かれうるけれども)。少ないページ数の分どこを削ったかというと、グリム本として実に珍しいことにグリム童話のストーリーにまったく立ち入っていない。物語は自分で楽しみたい、背景だけ知りたい、という読者には打ってつけ。2021/09/10

千尋

7
「白雪姫」や「ヘンゼルとグレーテル」など世界中に愛されている『グリム童話集』を編纂したグリム兄弟*しかし、グリム兄弟は童話の編纂だけではなく、言語学・法学・神話学・歴史学の分野でも重要な貢献を果たしています*様々な資料を通して、知られざるグリム兄弟の素顔を知ることが出来る本です**グリム好きにはオススメです**2012/02/10

ヨシツネ

1
第一人者のパンフレット2019/09/14

armerhund

0
グリム兄弟の人と思想。図版が多くすぐ読める。軽い。2016/11/23

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