出版社内容情報
メルヘンの父、グリム兄弟の生涯と業績を資料満載でわかりやすく収録。世界6カ国語に翻訳本の日本語版がついに刊行!グリム童話愛好家必読の一冊。
内容説明
「知の巨人」ヤーコプとヴィルヘルム。その偉大な業績を、グリム兄弟博物館(ドイツ・カッセル)所蔵の遺品と資料でたどる、初めての書。
目次
ドイツの童話かヨーロッパの童話か―物語の素材となった伝承について
民間伝承か芸術作品か―『グリム童話集(原題:子どもと家庭のメルヘン)』
言語と文学―ゲルマニスティーク(独語独文学)の創設
学術研究の責任について―学問と政治
ヨーロッパ全域に広がる文献学―グリム兄弟の功績
グリム兄弟の遺産―記念館と所蔵品
ヤーコプ・グリムとヴィルヘルム・グリム―伝記的データ
著者等紹介
ラウアー,ベルンハルト[ラウアー,ベルンハルト][Lauer,Bernhard]
グリム兄弟博物館館長。1954年、ドイツ最西端の町、ブリッテン=ザール(ザールラント州)生まれ。かつてグリム兄弟も学んだマールブルク大学で、スラヴ語文献学と東欧史、美術史、ロマンス語文献学を専攻。ロシア語、ポーランド語、チェコ語、セルボ・クロアチア語はもちろん、フランス語、イタリア語、ルーマニア語に通ずる。1984‐86年には「グリム兄弟200年記念祭」の諸企画に研究者として関わった。1987‐89年母校で教鞭を執り、1989年より現職。専門分野での論文、グリム関連の著書叢書多数
清水穣[シミズミノル]
同志社大学言語文化教育研究センター助教授。1963年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科ドイツ文学専攻科修了。1988‐91年マールブルク大学に留学(ゲルマニスティーク専攻)。1992年より同志社大学で教鞭を執る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tieckP(ティークP)
千尋
ヨシツネ
armerhund