内容説明
アメリカの医学教育に革命をもたらすレポートを発表し、プリンストン高等研究所を創設した教育改革者フレックスナーの米英独比較大学論。大学の歴史的モデルを設定して、近代の高等教育制度を初めて国際比較の視点から論じ、アメリカの高等教育を挑発的に批判。現代の大学の理念と機能を考えるうえで道標となる古典的名著。
目次
第1部 近代大学の理念(近代の大学;大学の発展を妨げる「社会的遅滞」 ほか)
第2部 アメリカの大学(アメリカという社会;アメリカ大学論への序 ほか)
第3部 イギリスの大学(アメリカの大学についての要約;個人主義志向のイギリス ほか)
第4部 ドイツの大学(ドイツの大学の国際的評価;ドイツの中等教育制度 ほか)
著者等紹介
フレックスナー,エイブラハム[フレックスナー,エイブラハム][Flexner,Abraham]
1866‐1959。アメリカ合衆国の教育改革者。ジョンズ・ホプキンズ大学卒業。ハーバード大学で学んだ後、ドイツに留学。ドイツの大学の優秀性を痛感し、アメリカ高等教育を批判したThe American Collegeを出版。カーネギー教育振興財団の委託研究としてアメリカ・カナダの医学校の調査結果を公表、注目を集める。1931年に創立されたプリンストン高等研究所の初代所長に就任。アインシュタインやフォン・ノイマンらを招聘する
坂本辰朗[サカモトタツロウ]
創価大学教育学部教授
羽田積男[ハダセキオ]
日本大学文理学部教授
渡辺かよ子[ワタナベカヨコ]
愛知淑徳大学現代社会学部教授
犬塚典子[イヌズカノリコ]
東北大学ジェンダー法・政策研究センターCOE研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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