内容説明
本書は、夢に生き、途上にて若くして散った明治の一青年、金子喜一の生涯をまとめたものである。
目次
第1章 金子喜一、渡米までの歩み(出生から渡米まで;渡米前の交友関係 ほか)
第2章 渡米前期(前半の五年間)(渡米後の生活と動静;有島武郎との出会い ほか)
第3章 渡米後期(後半の五年間)(ジョセフィン・コンガーとの運命的出会い;有島武郎との交流 ほか)
第4章 帰国・死亡、そして没後(帰国と無念の死;ジョセフィン・コンガーの孤高な闘い)
第5章 金子喜一の思想展開(米国社会への否定的見解;日本人移民労働者及び渡米知識人への批判 ほか)
資料
著者等紹介
北村巌[キタムライワオ]
本名・田澤義公。1949年、北海道上磯町(現・北斗市)に生まれる。1973年北海道職員となり公立学校や北海道立文学館に勤務。2005~06年、函館市文学館に勤務。1992年『小林勝論』で北海道新聞文学賞(佳作)、1994年『島木健作論』で北海道新聞文学賞。北海道労働文化協会・北海道新聞文化センター(札幌・函館)文学講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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