シュプリンガー現代数学シリーズ
ミクロからマクロへ〈2〉格子気体の流体力学極限

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  • サイズ A5判/ページ数 303p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784431709657
  • NDC分類 421.4
  • Cコード C3041

内容説明

本書では格子気体と呼ばれる数学的模型について、最近の十数年間に確率論において展開されてきた流体力学極限の理論を取り上げる。本書の目標は、局所平衡の考え方に基づき微視的粒子系から巨視的方程式を数学的に導く道筋を、格子気体について具体的に与えることである。

目次

第1章 流体力学極限について
第2章 モデルと結果(主定理1)
第3章 局所平衡と局所エルゴード性
第4章 勾配系
第5章 中心極限定理の分散
第6章 非勾配系
第7章 揺動の問題と拡散係数
第8章 大偏差原理
第9章 相対エントロピー法による証明
第10章 非対称単純排他過程
第11章 関連した結果

著者等紹介

内山耕平[ウチヤマコウヘイ]
1949年生まれ。1972年東京工業大学理学部物理学科卒業。奈良女子大学理学部助教授、広島大学理学部助教授、東京工業大学理学部助教授などを経て。現在、東京工業大学大学院理工学研究科教授。専攻、数学(確率論)

舟木直久[フナキタダヒサ]
1951年生まれ。1974年東京大学理学部数学科卒業。名古屋大学教授などを経て。現在、東京大学大学院数理科学研究科教授。専攻、確率論
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