出版社内容情報
他人に気軽に相談できないような身内の揉めごと、明確な解決策を立てられないような悩み、自らの努力や修練ではどうすることもできないような理不尽なことに、ひとり悶々としている女性たちの悩みに寂聴先生がご自身の人生経験に触れながら、一つひとつ答えていく1冊です。著者の声を想像しながら読むことで、活字を通して、寂聴先生と間近に話しているような感覚になることができます。頑張る読者のそばに寄り添い、あたたかく語りかける、機知に富んだメッセージが詰まっています。
内容説明
私たちは、この世に生きているかぎり、とても悩みます。悩まなくていいことを悩みます。本書はお読みになれば、自分の悩みや苦しみと同じものを発見して「何だ、そんなことだったのか!」と思われることでしょう。
目次
第1章 歩み寄る気持ちが大切
第2章 静かな心で判断する
第3章 視点を変えれば短所も長所
第4章 小さな欲望で満足する
第5章 自分を好きになる
第6章 相手の立場になって考える
第7章 世の中は不条理と認める
第8章 運命を受け容れる
第9章 祈れば心安らかになれる
第10章 今を懸命に生きる
著者等紹介
瀬戸内寂聴[セトウチジャクチョウ]
1922年徳島市生まれ。東京女子大学卒業。’61年田村俊子賞、’63年女流文学賞。’73年中尊寺で得度受戒。’87年岩手県浄法寺町天台寺住職に就任(2005年まで。現名誉住職)、’92年谷崎潤一郎賞、’96年芸術選奨文部大臣賞、’97年文化功労者となる。’98年NHK放送文化賞、2001年野間文芸賞、’02年大谷竹次郎賞、’06年イタリア国際ノニーノ賞、文化勲章受章。’07年比叡山禅光坊住職に就任。’08年安吾賞受賞。’11年岩手日報文化体育賞受賞、泉鏡花文学賞受賞。’15年モラエス賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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