創文社現代経済学選書
開発経済学―諸国民の貧困と富 (新版)

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  • サイズ A5判/ページ数 382p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784423895511
  • NDC分類 333.8
  • Cコード C3333

内容説明

新版作成にあたって、資料の全面的な更新や説明の改良などに加え、いくつかの項目を加えた。最も大きな追加は1997年に始まるアジア金融危機についてである。理論的には、ソロー=スワン型の新古典派的成長モデルおよびルーカス=ローマー型の内生的成長モデルについての解説を付加した。

目次

1 経済発展の理論的枠組
2 開発途上国の発展展望
3 人口成長と天然資源の制約
4 資源の制約を打破するには
5 資本蓄積と経済成長
6 技術進歩とその源泉
7 所得分配と環境問題
8 市場と国家
9 共同体の役割
結語 伝統と近代化をめぐって

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぬめぬめ

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いつか読もうと思っていた速水先生の教科書。開発経済学の最近の教科書がどちらかというととてもある種プラクティカル(?)であるのに対し、この本はもっと深いところから掘り返されるような、そんな感覚を覚える。新古典派以外の議論も踏まえていて、そうしたものにあまり接したことがない人にも良いかも。個人的には9章の共同体の役割がとても参考になった。共同体を、市場・国家と並ぶ3つ目の組織として、その利点や限界などにも言及している。また結語における、市場の役割の増大が政府を小さくするわけではないというのが興味深い。2017/10/31

遠藤 a.k.a. Kon

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知的好奇心を喚起する美しい教科書。2015/08/18

Hitoshi Sasaki

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これも大学院指定のテキスト。伝統的なマクロ開発経済学の定番らしい。「日本経済の進展を国際的な視点から相対化させる」という観点からすると、日本経済史専攻の私にも重要な視点を提供していただいた。2015/01/31

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