出版社内容情報
【解説】
森羅万象は全て気だとする古代中国人の世界観は数千年後の今日まで連綿と生き続けている。今,気功・養生・風水・易等の気の視点から中国の文化・思想を問い直し、本質に迫る。
内容説明
敵陣の気を読む望気者、両性具有を演じる太極拳、白楽天や蘇東坡ら文人の養生法、現代中国人の地下世界観、大地の気脈の科学・風水、無形の一気から陰陽二気、八卦、六十四卦へと展開する易など、気の観点から中国文化を見直す刺激的な評論集。
目次
気と気功
気で道を聴く
気の生命力
気の思想史
太極拳小論―武術と養生
「タオイズム」と関係性
『古代中国の性生活』を読む
『煉丹修養法』を読む
文人と養生(白楽天の場合;『東坡養生集』を読む)
『本朝神仙伝』の世界
中国古代人の地下世界観―馬王堆帛画雑感
壷中の庭
よみがえる風水
北京城のマスタープラン
『風水思想と東アジア』を読む
風水説と福地思想―『択里誌』の場合
台湾で会った風水師
易と易占
八卦トランプ
ある沖縄のサンジンソー