ボーダーラインの心の病理―自己不確実に悩む人々 (改訂新版)

電子版価格
¥2,200
  • 電書あり

ボーダーラインの心の病理―自己不確実に悩む人々 (改訂新版)

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784422113395
  • NDC分類 493.71
  • Cコード C1011

出版社内容情報

【詳細目次】
第一章 今なぜボーダーラインか
1 診断困難例の増加 
2 社会の変化と心の成熟 
3 ボーダーライン研究――アメリカ 
4 「ボーダーライン」概念の成立 
5 ボーダーラインのメカニズム分析 
6 日本でのボーダーラインの概念規定 
7 ボーダーラインの種々の治療
第二章 症例研究
1 症例一
2 症例二
3 症例三─マリリン・モンローの場合
4 症例四
5 日本の芸能人にみられるボーダーライン例 
第三章 ボーダーラインの実証的データ
1 データの分析 
2 データ分析のまとめ
第四章 ボーダーラインの家族
1 ボーダーラインの家族研究 
2 過干渉不安定型とバラバラ無関心型 
3 ボーダーラインの家族療法 
第五章 精神障害のいろいろとボーダーライン
1 統合失調症 
2 感情病 
3 不安障害 
4 ボーダーラインと合併しやすい精神障害 
第六章 ボーダーラインはどうして生じるのか
1 自己同一性障害の原因 
2 自己同一性獲得の困難な社会 
3 ボーダーライン抑制への道
第七章 都市化とボーダーライン
1 ボーダーラインは増加しているか?
2 都市部と農村部の比較調査 
3 調査結果 
4 調査結果からの考察
第八章 ボーダーラインと創造性
1 太宰治の場合 
2 ヘルマン・ヘッセの場合
第九章 現代社会とボーダーライン
1 都市化とボーダーラインの増加 
2 現代社会の問題点 

内容説明

精神科での診断困難例の典型とも言うべきボーダーライン。その病像を、さまざまなデータや事例をもとに明らかにし、社会とのかかわりについて言及したロングセラーの改訂新版。新しい研究成果を随所に反映。

目次

第1章 今なぜボーダーラインか
第2章 症例研究
第3章 ボーダーラインの実証的データ
第4章 ボーダーラインの家族
第5章 精神障害のいろいろとボーダーライン
第6章 ボーダーラインはどうして生じるのか
第7章 都市化とボーダーライン
第8章 ボーダーラインと創造性
第9章 現代社会とボーダーライン

著者等紹介

町沢静夫[マチザワシズオ]
1945年新潟県糸魚川市に生まれる。1968年東京大学文学部心理学科卒業。1976年横浜市立大学医学部卒業。1986年国立精神・神経センター精神保健研究所室長。1994年町沢メンタル・ヘルス研究所開設。1998年立教大学コミュニティ福祉学部教授(~2003年1月)。町沢メンタルクリニック院長。式場病院(外来診療部長)。精神科医・医学博士、臨床心理士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

higurashi_jp

7
やはり和書のほうが読みやすい。 有名人の例があってわかりやすかった。 改めてボーダーラインとは難しい病気である。2017/10/23

Christena

6
境界性人格障害(ボーダーライン)について、いろいろな角度から分析した内容。また、ボーダーラインだと思われる、有名人のエピソードも興味深い。しかし、だんだん自分もそうなんじゃないかという気がして、気持ちが塞いでしまった。2014/01/18

キムチ27

4
世間の1割はボーダーじゃないの・・なんて感じてしまった。ねっ転がって読んで・・寒気がした1冊。

小鳥遊小鳥

2
ボーダーライン研究の日本人研究者の代表格という印象の著者。BPDだったと思われる著名人の事例を読んでも、「そうはいっても、才能を開花させることができるBPD者の方が少なくて、ひたすら本人もまわりも困るだけのケースが大多数だろうに……」と感じてしまった。2014/06/19

西

2
境界性人格障害の総論、プラス境界性人格障害を通して見る文化論。太宰治と井伏鱒二についてもう少し詳しく知りたくなった。2012/01/29

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/263323
  • ご注意事項