出版社内容情報
【詳細目次】
第一章 今なぜボーダーラインか
1 診断困難例の増加
2 社会の変化と心の成熟
3 ボーダーライン研究――アメリカ
4 「ボーダーライン」概念の成立
5 ボーダーラインのメカニズム分析
6 日本でのボーダーラインの概念規定
7 ボーダーラインの種々の治療
第二章 症例研究
1 症例一
2 症例二
3 症例三─マリリン・モンローの場合
4 症例四
5 日本の芸能人にみられるボーダーライン例
第三章 ボーダーラインの実証的データ
1 データの分析
2 データ分析のまとめ
第四章 ボーダーラインの家族
1 ボーダーラインの家族研究
2 過干渉不安定型とバラバラ無関心型
3 ボーダーラインの家族療法
第五章 精神障害のいろいろとボーダーライン
1 統合失調症
2 感情病
3 不安障害
4 ボーダーラインと合併しやすい精神障害
第六章 ボーダーラインはどうして生じるのか
1 自己同一性障害の原因
2 自己同一性獲得の困難な社会
3 ボーダーライン抑制への道
第七章 都市化とボーダーライン
1 ボーダーラインは増加しているか?
2 都市部と農村部の比較調査
3 調査結果
4 調査結果からの考察
第八章 ボーダーラインと創造性
1 太宰治の場合
2 ヘルマン・ヘッセの場合
第九章 現代社会とボーダーライン
1 都市化とボーダーラインの増加
2 現代社会の問題点
内容説明
精神科での診断困難例の典型とも言うべきボーダーライン。その病像を、さまざまなデータや事例をもとに明らかにし、社会とのかかわりについて言及したロングセラーの改訂新版。新しい研究成果を随所に反映。
目次
第1章 今なぜボーダーラインか
第2章 症例研究
第3章 ボーダーラインの実証的データ
第4章 ボーダーラインの家族
第5章 精神障害のいろいろとボーダーライン
第6章 ボーダーラインはどうして生じるのか
第7章 都市化とボーダーライン
第8章 ボーダーラインと創造性
第9章 現代社会とボーダーライン
著者等紹介
町沢静夫[マチザワシズオ]
1945年新潟県糸魚川市に生まれる。1968年東京大学文学部心理学科卒業。1976年横浜市立大学医学部卒業。1986年国立精神・神経センター精神保健研究所室長。1994年町沢メンタル・ヘルス研究所開設。1998年立教大学コミュニティ福祉学部教授(~2003年1月)。町沢メンタルクリニック院長。式場病院(外来診療部長)。精神科医・医学博士、臨床心理士
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感想・レビュー
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