カウンセリングを考える〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 271p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784422111667
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C0011

出版社内容情報

【解説】
家族の問題,いじめや不登校,カウンセラーの責任と資格,「生きる」ということ等,現代社会を生きる上で出会うさまざまな問題を通してカウンセリングとは何かを考える。
【著者略歴】
河合隼雄(かわいはやお)
1928年 兵庫県に生まれる。1952年 京都大学理学部卒業。
1965年 スイスユング研究所よりユング派分析家の資格を取得。
    臨床心理学者。心理療法家。
現在,文化庁長官。京都大学名誉教授。

-主 著-『ユング心理学入門』培風館,1967
     『コンプレックス』岩波書店,1971
     『カウンセリングと人間性』創元社,1975
     『母性社会日本の病理』中央公論社,1976
     『無意識の構造』中央公論社,1977
     『新しい教育と文化の探求』創元社,1978
     『昔話と日本人の心』岩波書店,1982
     『日本人とアイデンティティ』創元社,1984
     『カウンセリングを語る』創元社,1985
     『宗教と科学の接点』岩波書店,1986
     『影の現象学』〔文庫〕講談社,1987
     『明恵 夢を生きる』京都松柏社,1987
     『とりかへばや,男と女』新潮社,1991
     『カウンセリングを考える』創元社,1995
     『子どもと悪』岩波書店,1997
     『河合隼雄のカウンセリング入門』創元社,1998
     『こころと人生』創元社,1999
     『河合隼雄のカウンセリング講座』創元社,2000
      ほか多数。

内容説明

現代人の心に送るメッセージ。いじめ・不登校・家族の問題など、現代社会の抱えるさまざまな問題に、いまカウンセリングは何ができるか。

目次

1 現代社会とカウンセリング
2 カウンセリングにおける家族の問題
3 不登校カウンセリング
4 いじめとカウンセリング
5 事例研究の大切さ
6 カウンセラーの責任と資格

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

佐島楓

12
カウンセラーという職業はクライアントと「ひとつの物語を作る」ものだというところ、「人間はわからんところがある」ということをよく知るのが専門家だというところが印象に残った。下巻へ。2012/08/12

roughfractus02

9
「わける」という性質を持つ意識の病は、他者と自我を「わける」成長期に自立が孤立に変容する際に起こる。親と育んだ無意識的関係を断って自我を作ろうとすると、個同士のぶつかり合う世界ができ上がる。そこは一見してモノも人も合理的で交換的だが、長い間無意識のうちに与えられていた信頼や愛の関係は育ちにくい。本書は、そんな合理主義が蔓延する現代で意識と無意識のバランスをとり、自己の表層としての意識を深層との関係において見直すことを説いた天王寺カウンセリング講座での講義録を収める。本巻では、家庭と学校での事例研究を含む。2023/02/20

ヨコ(hitoshio)

1
ああ…会ってみたかったな。2018/07/29

ぞるば

1
聞いてみたかったと思います。カウンセラーにゴールはないってさらっと書いてあるけど、すごいなと思いました。事例研究の章、興味深かった。2016/01/01

くま

0
カウンセリングで迷った時なんかに読むと、気分が軽くなるような感じがします。2011/10/03

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