出版社内容情報
"既成の「漱石観」にもあぐらをかかず、「則天去私」といった人生観から視るのでもなく、弱点も矛盾もある""人間・漱石先生""が好きだから、誇りに想うから、謹んで一筆、一言、申し上げる次第です。息遣いや鼓動にまで迫る、入魂・渾身の作。|"
内容説明
既成の「漱石観」にもあぐらをかかず、「則天去私」といった人生観から視るのでもなく、弱点も矛盾もある“人間・漱石先生”が好きだから、誇りに想うから、謹んで一筆、一言、申し上げる次第です。息遣いや鼓動にまで迫る、入魂・渾身の作。
目次
友だち―青年漱石・青年子規
「流行作家」漱石の出現
漱石・虚子・朗読
明治の青春 漱石と子規
漱石と「則天去私」
漱石と私
『坊っちゃん』の読み方
俳人漱石
漱石の俳句
「則天去私」と漢詩の実景
漱石の漢詩の世界