内容説明
地球を構成する基本物質である岩石・鉱物について、その性質、でき方、産地、用途などを豊富なデータと写真を用いて魅力的に紹介。宝石鉱物にはとくに力点を置き、歴史的・民族的背景も含めて、多面的に解説し、地球史を彩った代表的な化石も紹介した。
目次
宇宙と地球の起源(宇宙の生成;地球の形成 ほか)
岩石(岩石の生成;岩石のタイプ ほか)
鉱物(鉱物とは何か?;鉱物の鑑定 ほか)
化石(化石はどのようにしてできるのか;化石記録 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
たまきら
24
オタマさんが表紙借りしました。確かにきれいな本で「誕生石」「ダイアモンド」といった宝石についての知識も豊富ですが、なによりも「鉱物とは何か」が非常にわかりやすく説明されているところが素晴らしい。オタマさんと二人であたまをくっつけて読んでいてオトンに「もうご飯だよ!」と言われるまで集中して読んでしまいました。娘の誕生石がエメラルドであることを初めて知った、宝石オンチのオカンです。2017/01/31
おはなし会 芽ぶっく
7
赤木かん子さんの『子どもを本嫌いにしない本』で紹介されていたので手にとりました。宇宙と地球の起源から始まり、岩石の生成を経て鉱物の項目にたどり着く。分類・用語などの説明はさすが図鑑!大きく掲載されている標本が、手のひらと比べてどのくらいの大きさなのかが分かるのが良いです。赤木さんの紹介が、3歳半から5歳におすすめの科学本、には驚きました。2020/04/03
ハヤミ
2
鉱物図鑑としては及第点。 面白いのは(全部ではないが)写真の鉱物と手の大きさとの比較があった事。 特にそれが功を奏しているのがスミソニアン博物館収蔵のメガジェム(巨大宝石)のページ。一番有名なのがホープダイヤモンドでしょうか。他にも規格外なサイズの宝石がぎっしりとたった2ページに所狭しと載っています。 全てに手との比較が有るのでこんな大きいのか!と驚きが有ると思います。2012/05/06
いずみ
0
宝石でないにしても、なんかきらきらしてたり透き通ったりして光を通す石が昔から好きな自分。本書を見つけて速攻借りて読んで写眞をめいっぱい堪能しました(^_^;)しかもこれが、タイトルから想像される単なる図鑑ではなく、地学の地質学分野の教科書のような詳細な解説がつき、掲載されている岩石鉱物類には元素の組成やらモース硬度やら劈開やらと素性がこれでもかと書かれているシロモノだったので、おなかいっぱいになりました。一回読んだだけではよく分からないことも多かったので近々再読予定。2013/09/07
音樹
0
写真がきれい、構図も素敵2021/06/07