内容説明
本書は、現代の最も重要な社会革命のひとつであるアメリカ・フェミニズム運動の鮮烈な記録である。人間的誠実と政治的策略、情熱と野望、勇気と裏切りに満ちた叙事詩的ドラマであり、フェミニズム革命の内幕が―男性中心社会の過酷な迫害に耐えて革命を成し遂げた女性たちやその犠牲になった女性たちの生きざまを通して―赤裸々に描かれている。ベティ・フリーダン、グローリア・スタイネム、ジャーメイン・グリーア、ケイト・ミレットらの思想や活動にスポットが当てられ、1960~70年代に起きた驚異的な事件の数々が迫真のリアリティをもって展開されている。
目次
ランチタイムの慣習(しきたり)
さまざまな声
玉の輿幻想との闘い
微笑の陰に秘められた思い
もしもあの人たちに嫌われたら
恐るべき言葉
「女らしさの神話」
わたしはプレイボーイ・バニーだった
わたしはなぜ女性をさげすむのか
ペイパー・ナプキンに書きつけられた決意〔ほか〕