内容説明
人間として死ぬことも、人間らしく生きることも、許さなかった原爆の惨禍。被爆者1万3000人余を対象に行われた膨大な調査から浮かび上がる核兵器廃絶、被爆者援護法制定への魂の叫び。
目次
日本被団協原爆被害者調査結果から読みとったこと
第1部 「あの日」の証言
第2部 被爆者の死
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tellme0112
10
感想を書くために読んだことにする。まだまだ読んでる途中。忘れたいので書くことはありません!というアンケート載せるところ、とかも、水をほしがったひとに飲ませて、ありがとうと言われて穏やかな表情で亡くなり、その後も「それが良かったことなのか」と苦しんだり、水を飲ませると死ぬから飲ませてはならないと、飲ませずに去ったことを苦しんだり、本当に何かをしてもしなくても今なお苦しんでる姿が伝わる証言集。「そんなもんじゃなかった」と言われるだろうけど。。。。2020/09/24
ゆずこまめ
1
被爆後40年に集めた体験記。被爆そのものだけではなく、被爆後時間がたっての死や生活が苦しかったことなど被爆者のその後の体験記も集めている。一般の方々が書いたものなので、文章も上手くなくまとまりもなかったりするがそこが逆にリアリティになり被爆者の苦しみが伝わってくるような気がする。皆それぞれ印象的だが、書けないとだけ寄せている方がいて、それが忘れられない。このたった四文字の重み。2022/06/24
千
0
そこにあるのはドラマではなく、思い出す事実なのだろう 小説という作品ではない 一市民の記憶 読まなければならない 知らなければならない2021/03/28