朝倉義景のすべて

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  • サイズ B6判/ページ数 295p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784404031334
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0021

内容説明

戦国大名・朝倉義景。激動の生涯を全調査。

目次

越前朝倉氏の系譜
絶頂期の朝倉義景
朝倉義景と織田信長との対決
朝倉義景の人物像
朝倉義景の妻妾と子女
朝倉義景の生母光徳院と若狭武田氏
朝倉義景の領国支配組織と家臣団の構成
朝倉義景の家臣団(同名衆;内衆;国衆)
朝倉義景の文化活動と史跡・文化財
発掘された義景館と城下町の様相
朝倉義景時代の山城

著者等紹介

松原信之[マツバラノブユキ]
1933年、福井県生まれ。福井大学教育学部卒業。県立高校教諭を経て、福井県総務部県史編さん課の課長補佐として県史の中近世・中世資料編の編さんに従事した。県立福井南養護学校長を定年退職。現在、中野重治文庫記念丸岡町民図書館長。財団法人「歴史のみえるまちづくり協会」副理事長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

フランソワーズ

3
朝倉氏系譜に始まり、義景の事績や対織田信長、閨閥、領国支配と家臣団、文芸や一乗谷を含む史跡、山城、年譜と、朝倉義景に関する事柄を広くカバーしている。「金監禾重」さんのレビューにもあるように、”軍記物を典拠としている部分を明示し、批判も加えている”のは本当に良心的。朝倉義景というと、どうしてもネガティヴなイメージばかりが世にまかり通っているだけに、この歴史一般書は広く読まれてほしいです。2020/07/25

ソノダケン

2
先進地域である越前は貨幣経済のもとにあり、朝倉氏の財政も銭で決済された。それはデメリットもあって、義景は信長との抗争で兵糧不足に苦しむ。信長方の刈田によって生産力が低下したのも痛かったらしい。2018/11/27

金監禾重

2
朝倉家史、義景伝記、家臣団、一乗谷の発掘調査成果、山城など、よくまとまっている。軍記物を典拠としている部分は明示し、批判も加えているので安心して読める。派手な新解釈などはないが、義景周辺の事実を着実に押さえている、という印象。朝倉家の滅亡は義景個人の資質ではなく、伝統的な組織内のしがらみが随所で足を引っ張っていた、ということが知れてよかった。義景が冬に帰りたがったのが、本人の指向や雪だけではなく、年始の儀式が大名組織の維持に必要だったというのは重要だろう。2017/10/21

兵衛介

2
玉石混交の『〜のすべて』シリーズの中では出色の良本。特に朝倉家臣・一族の最新の知見が得られ、参考になった。2013/03/05

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