内容説明
北陸に絢爛たる武家文化を誇った朝倉一族の栄光と滅亡を描く労作。
目次
第1章 草創期の朝倉氏
第2章 長禄合戦と朝倉孝景の台頭
第3章 応仁・文明の大乱と朝倉孝景の軍略
第4章 朝倉孝景の越前平定
第5章 朝倉貞景とその時代
第6章 朝倉氏と一向一揆との対立
第7章 朝倉孝景(宗淳)と室町幕府
第8章 栄華を誇る朝倉義景時代
第9章 朝倉氏滅亡への道
第10章 朝倉氏の家臣団構成
第11章 朝倉氏の領国支配
第12章 文化と遺跡
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
フランソワーズ
2
越前の名族朝倉氏の栄枯盛衰を追った歴史一般書。足利高氏の挙兵に参じた氏祖広景。根本所領となる越前7ヶ所の地頭職を与えられた二代高景。将軍義満の信任を得た守護斯波義将により雌伏の時を強いられた氏景。応仁の乱で勇名は馳せ、越前平定を成し遂げ、守護職に補任された孝景(英林)。越前支配完成と公権力を確立した貞景。畿内の混迷期を凌ぎ切った孝景(宗淳)。そして栄華と滅亡の義景。勿論、宗滴のこともしっかり頁数を割いて紹介。他にも家臣団構成や領国支配、一乗谷も。とても古い本だけど、概説書としてはとりあえず便利です。2020/07/19