祥伝社文庫<br> 炎(ひ)と氷

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祥伝社文庫
炎(ひ)と氷

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  • サイズ 文庫判/ページ数 561p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784396332761
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

「行内融資を担保に金を借りたい」暴利の競馬金融を営む世羅のもとに堅物の銀行マン赤星が訪れた時、運命の歯車が狂い始めた。赤星の裏で巨額の強奪を画策していた男こそ、世羅の親友で風俗金融を経営する若瀬だったのだ。燃えるような暴力の男・世羅と、冷徹な頭脳の男・若瀬。闇社会の制覇を目論む二人が袂を分かった時、“炎と氷”の壮絶な戦いが幕を開けた。

著者等紹介

新堂冬樹[シンドウフユキ]
金融会社勤務を経て、現在はコンサルタント業を営む傍ら執筆を続ける。1998年、『血塗られた神話』で第七回メフィスト賞を受賞してデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ララ♂

14
🌟42021/09/20

読書亀

7
黒い方の新堂作品。闇金の権力争い。壮絶。闇金には、絶対に近づいたらダメです。タイトルがとてもいいと思った。2022/06/21

まいまい

6
闇金をそれそれに営む 世羅と若瀬。お互いを、唯一認め合う二人。世羅は暴力で、若瀬は知能で、例えるなら炎と氷。しかし、ある一件で二人の仲は炸裂。壮絶な戦いが始まる。闇金、ヤクザ、信じられないくらい壮絶な暴力。怖くて恐くてたまらなかった。そして、ラストは。。。2015/08/16

しょー

5
 ラストが忘れられない。あの終わり方は想像していなかっただけに強烈だった。 エロ、グロと、黒新堂がふんだんに盛り込まれている。お金の勉強にもなるのだから、二重の楽しみ方がある。フィクションとはいえ、登場人物が実在しそうだから怖い。ギャンブルから手を引き、堅実に生きる道が安泰なのだろう。 前半はお金の勉強になり、後半は熱い展開が披露される。単なるエンターテイメントで終わらない。読後に読者の世界を変える作家。新堂冬樹はそういう男だと思い出した。2014/01/13

読み人

4
あっという間に読了。炎と氷の対局にある闇金が熾烈な出し抜きを演じる。どちらにも金という大義があり譲らない。ラストはドンデン返しの展開にどちらも勝者であり敗者である。良作。2015/05/01

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