内容説明
〈パーティーで、必ず誰かが殺される〉ルポライターの浅見光彦は大物俳優・加山裕次郎からパーティーの参加者を守ってほしいと頼まれた。不審な死亡事故が2年続いて起こった因縁のパーティーである。箱根にある加山の別荘には、12人の有名芸能人が招かれていた。だが、肝心のホスト役・加山の姿はなく、不気味な音楽の流れる中、晩餐は始まった。そして、暴露本を書いた永井智宏が毒殺された。それが戦慄の一夜の幕開けだった。怯える招待客を嘲笑うかのように、やがて第2、第3の殺人が…!?犯人は加山なのか?招待客はどうなるのか?人気好調の著者が新境地を拓いた本格ミステリーの傑作!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
二分五厘
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1987.10.23
runahi
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★★★★☆
ココアにんにく
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1992年以前に読了
ブルーローズ
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登場人物の名前と言動から、実在の俳優やタレントを彷彿とさせる。書かれたときの出来事を思い起こすとパロディめいて面白い。いつもの旅情ミステリーの浅見くんとは違いますので、そこのところよろしく。2009/10/22
コマンドー者
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浅見シリーズの一編だが、館ものクローズドサークル連続殺人ものであり、80年代中期の芸能人をパロった人物達(ビートたけしやさんまなど・・・)が殺害されていくという、非旅情の浅見シリーズ屈指の異色作というかお遊び作。他愛のない展開だが、こういうのも偶にはいいかもしれない。2021/12/01