出版社内容情報
日本人は平和ボケの現代に戦争の痛みを忘却したのではないか。風化しつつある戦争責任の意識を改めて問い返す巣鴨BC級戦犯の衝撃の手記。TV化で知り得ない原作の感動。
内容説明
まぼろしの原作が復活。天皇の名において始めた戦争が負けたとき、責任を取らされたのは善良な市民、その名をBC級戦犯と呼ぶ。再軍備と引換えに釈放されても、国家への不信は依然として消えない。
目次
狂える戦犯死刑囚
戦争は犯罪であるか
私達は再軍備の引換え切符ではない
水洗便所の水音
私はなぜ「貝になりたい」の遺書を書いたか
恩師への手紙
獄中から家族に宛てた手紙