14人のダライ・ラマ―その生涯と思想〈下〉

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  • サイズ A5判/ページ数 565,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784393137260
  • NDC分類 180.9
  • Cコード C1315

出版社内容情報

還俗して放蕩生活を送った6世から、宗教と政治両面で傑出していた13世、本国より亡命した現ダライ・ラマ14世までの9人を詳説。

内容説明

還俗して髪を伸ばし、放蕩生活にふけり恋愛詩をつくった異色の6世から、短命に終わった9世~12世、そして日本の河口慧海や多田等観らがチベットに潜入したときのダライ・ラマである13世、本国を追われインドに亡命し、ノーベル平和賞を受賞した現在の14世まで、9人のダライ・ラマを取り上げる。巻末には、チベット仏教諸宗派の紹介、13世・14世関係年表、地図等も付す。

目次

第6章 ダライ・ラマ六世―チベット人の永遠の恋人
第7章 ダライ・ラマ七世―学僧、密教の修行者、転輪聖王として
第8章 ダライ・ラマ八世―簡素な僧侶として
第9章 ダライ・ラマ九世~十二世―静かなる時代
第10章 ダライ・ラマ十三世―学僧、密教の修行者、改革の政治家として
第11章 ダライ・ラマ十四世―インド亡命からノーベル賞受賞まで
エピローグ―乗り越えられた予言、実現された予言
付録

著者等紹介

ムリン,グレン・H.[ムリン,グレンH.][Mullin,Glenn H.]
チベット学の世界的な権威の一人。仏教学者、チベットの古典の翻訳者としても国際的に名が知られ、タントラ仏教の瞑想法の指導者としても人気が高い。カナダのマウント・アリソン大学で工学を学んだあと、ダライ・ラマ14世が設立した「チベット文献図書館(LTWA)」のチベット研究プログラムに参加するため、ダラムサラを訪問。そこに12年間滞在し、チベット仏教教理の修得と瞑想法に関する修練を積む。その後、チベット文献図書館の研究・翻訳部に所属し、現在、講演や著作活動等を通して幅広く活躍中。著書は20冊近くに及ぶ

田崎國彦[タサキクニヒコ]
東洋大学大学院文学研究科博士後期課程(仏教学専攻)単位取得満期退学。同大学院社会学研究科博士前期課程(社会学専攻)修了。明海大学、武蔵野大学、武蔵野女子学院中学高等学校にて非常勤講師。コミュニケーション論、異文化コミュニケーション論などの講座を担当。東洋大学東洋学研究所客員研究員

渡邉郁子[ワタナベミヤコ]
名古屋造形芸術短期大学造形芸術学部彫塑科卒業。東洋大学大学院文学研究科博士後期課程(仏教学専攻)単位取得満期退学。現在、東洋大学、武蔵野女子学院高等学校、朝日カルチャーセンター(新宿校)にて非常勤講師。サンスクリット語、哲学概論などの講座を担当。東洋大学東洋学研究所客員研究員

シタル,クンチョック[シタル,クンチョック][Sithar,Kunchok]
1952年、チベット生まれ。インドの仏教論理大学で伝統的チベット仏教の学習と修行を積む。83年に来日し大正大学大学院文学研究科博士課程満了。ダライ・ラマ法王日本代表部事務所文化交流担当官を経て、現在、チベット仏教普及協会副会長兼主任講師。東洋大学東洋学研究所客員研究員。大正大学綜合仏教研究所研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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