内容説明
だれにでも忘れがたい歌のひとつやふたつはあるものです。その歌には、誕生のドラマがあり、歌い手をめぐる感動のエピソードが秘められています。作詞家、作曲家の夢、プロデューサー、ディレクターの情熱と執念、歌手たちの運命―などなど、華やかなステージの裏側の人間ドラマを、インタビュー取材をもとに綴り上げた、迫真の名物コラムを文庫化しました。歌の発表順に配列され、通して読めば戦後歌謡史として面白い読み物です。
目次
リンゴの唄
かえり船
憧れのハワイ航路
三味線ブギウギ
あざみの歌
ああ、モンテンルパの夜は更けて
お富さん
ここに幸あり
南国土佐を後にして
北上夜曲〔ほか〕