目次
序章 親・生徒・教師の権利を統一的に見直す
第1部 子どもの人権と親の権利
第2部 PTAを見直す
第3部 西ドイツの学校参加法制に学ぶ
資料 二つの文部省PTA参考規約の比較
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ばいおくん
1
図書館本。30年前の本にもかかわらず、書いてある内容は非常に新しい。逆にいえば、そこで問題提起をされていながら、本質的な問題が放置されて、今に至っているのか。戦後教育から教育改革後の、親としてのあり方についての良書。何よりすべての義務教育の経験者がPTAという存在を知りながら、その成り立ち、意図、葛藤を知らない現状がおかしいと感じる。児童生徒の間にPTAとは何たるか、どう期待すべきかのブリーフィングを行うべきではないか。これでは教育のうえで日本の成長は止まったままだ。日本死んでたまるか。2016/03/29