内容説明
朝鮮分断・ヴェトナム戦争・カンボジア内戦・パレスチナ問題・キューバ危機・ソ連崩壊・湾岸戦争・同時多発テロ…日本一わかりやすい予備校講師がやさしく読み解く、大人のための教科書。
目次
第1章 冷戦から熱戦へ―米ソ冷戦の歴史(1)
第2章 危機の極限から和解の模索へ―米ソ冷戦の歴史(2)
第3章 激動の現代中国史
第4章 中東をめぐる流血の半世紀
第5章 アメリカへの対抗軸なき世界
著者等紹介
青木裕司[アオキヒロシ]
スターリン批判の年(1956)に、福岡県久留米市に生まれる。アポロ11号月面着陸の年(1969)に、中学入学。日本赤軍のロッド空港襲撃事件の年(1972)に、高校に入学。南ヴェトナム民族解放戦線がサイゴンに突入した年(1975)に、九州大学文学部入学。1982年より予備校で世界史を教え始め、1985年河合塾講師となる。九州・東京など各地で講座を持つ
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感想・レビュー
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みゃーこ
58
池上彰の「そうだったのか」シリーズに比べると散漫ですが、口語体でわかりやすく伝えようとしている。現代史の流れを簡潔に教科書を読むよりずっと歴史がおもしろい。好みの問題もあるが、やはり池上さんシリーズの現代史には負けるな。歴史を語るとき、そこにはいつも戦争という残酷な問題が基底に横たわる。戦後の激動の歴史の外観を口語体でわかりやすく説明しており、注釈もおもしろい。2015/08/29
まつど@理工
6
時間があったら、補注の文献は全部当たったほうがいいと思った。2014/01/09
AR
1
予想以上によかった。歴史の一点・一点を抽出するのではなく、ここからここまで、という流れで紹介するので前後のわけも分かりやすく、非常に入門書として最適。2012/08/30
さち
0
メルカトル図法を見慣れていると日本はソ連とアメリカの間に挟まれていて、核ミサイルを撃ち合うような戦争になったら危ないと思ってしまいがちだがそうではない。距離的に近いのは北なのでミサイルは北極に向けてセットされている。だから安心とはならないが、なるほどと思った2017/07/16
マカロン
0
再読。戦後、色々とあったんだということを、実感。そして、今につながっていル2016/12/24