内容説明
本書は、今後の気液二相流の数値解析という学問分野の発展に寄与することを目的として、近年、二相流数値解法が開発され、各方面でその解法の有効性が実証され始めた多次元二相流数値解法を取り上げ、(1)多次元二相流の基礎式と差分式、ならびに構成式、(2)二流体モデルによる巨視的、微視的な多次元流動解析、(3)サブチャンネル解析、(4)過渡的な界面構造に関する自由界面を含む気液二相流解析法と気泡追跡法、(5)圧縮性の顕著な流れ場と物体まわりの流れ場の解析について、解析例を織り交ぜながら体系的にとりまとめたものである。
目次
1 基礎式と差分式
2 構成式
3 二流体モデルによる多次元流動解析
4 サブチャンネル解析
5 界面追跡法
6 特別な流れ場の解析
著者等紹介
秋山守[アキヤママモル]
1958年東京大学工学部機械工学科卒業。1964年東京大学助教授。1970年工学博士。1974年東京大学教授。1996年東京大学名誉教授。1996年(財)エネルギー総合工学研究所理事長。1999年埼玉工業大学学長、現在に至る
有冨正憲[アリトミマサノリ]
1970年東京工業大学工学部機械工学科卒業。1972年東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了(原子核工学専攻)。1977年工学博士。1983年東京工業大学助教授。1997年東京工業大学教授、現在に至る
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