メディアとしての電話

メディアとしての電話

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  • サイズ B6判/ページ数 297p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784335550522
  • NDC分類 694.6
  • Cコード C1036

内容説明

若者の日常意識や、時代をつつむ感覚を捉えるための必須のメディアとしての電話を意欲的に論じた現代日本社会論。「電話」へ知的関心に応える初の試み。

目次

序章 メディアとしての電話
第1章 電話のある社会―メディアのもたらすもの
第2章 変容する社会空間―電話が越境する社会
第3章 受話器のなかのふれあい―電話の身体論
第4章 個室のネットワーク―回線網のなかの社会
第5章 失われたメディア・ビジョン―電話の自明性の成立
第6章 電話文化の政治経済学―電話の今日的変容をめぐって
終章 再び、メディアとしての電話

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

日景

1
固定電話の家庭空間への侵入という観点が面白かった。携帯電話による空間の再編などはよく聞く話だが、そういった議論の下地となっているのがこの本。通話という電話独特のことだけでなく、広くメディアへの流用が効きそう。2011/08/09

msykst

1
著者が三人いる事のメリットが存分に活かされている。電話を「社会の側から」論じる訳だけど、生々しい業界話や社会構造や住宅事情、また身体や文化など、「社会から」のフレームのバリエーションが凄く豊富で面白い。三人が同じベクトルを向きつつも微妙に異なるレイヤーを描き出してる。故に、20年近く前の論考なのに今日でも充分刺激的たる強度があるのね。トリビアネタだけど、最近のスマートフォンが黒くてそれ以外はカラフルな状況は、ケータイへの欲望が分裂してる事実を露骨に顕しているのかもとか思った。2009/06/23

Was

0
ブックガイドに『中島みゆきソング・ブック』があるのが面白い。そういうことかい!2014/12/21

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