決算書はここだけ読もう―会社の財布の覗き方

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  • サイズ B5判/ページ数 159p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784335450235
  • NDC分類 336.92
  • Cコード C1034

出版社内容情報


<要旨>

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【決算書はこれ1冊で分かる!使える!読みこなせる!!】
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「決算書を読めなければ・・・」と強く感じるビジネスマンが増えてきました。
最近では、「初心者でも分かる」と銘打った書籍も数多く出ているようで「決算書」という言葉自体の認知度は非常に高まったと言えるでしょう。
しかし、いざ勉強しはじめていても、最後まで読み通すことができなかったり、知識が長続きしなかったり、あるいは本を読破しても、結局、自分の頭には何も残らなかったり、という声も耳にします。


【貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書の基本から
 財務・経営分析までが1つになった!】

決算書を全く知らない方々に本書の原稿を何度もお読みいただき、意見や疑問点を集めました。そのため、全項目を図解とするなど初心者の意見を十分に反映し、また、初心者が抱くであろう疑問点は解消した内容にすることができました。
また、「読んでも何も頭に残らない」ならば本を読む価値はありませんから、読めるようになった決算書をどう日頃のビジネスに使っていくのかも多くのページを割いて解説してあります。さらには付録として、勉強の成果をまとめた「総まとめ」や「分析の視点」というシートや、簡単な「ドリル」も掲載し、読者の皆さんが知識を持ち続けられるよう工夫をしたつもりです。


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<著者コメント>
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転職先やビジネスパートナー、投資する企業を選ぶ際に注目する数字といえばまず資本金や売上高、従業員数、報酬などです。
しかし会社の実態を知るにはこれだけでは不十分です。
今や同じ業界でも勝ち組と負け組がはっきりわかれている時代。転職してすぐに会社が傾いたなどという事態に陥らないためにも可能な限り決算書に目を通しておくべきです。
決算書には、エンロンのような不正会計のように必ずしも数字だけでは読み取れない怖さがあります。
事業を立ち上げ時の会社は自己資本比率が小さくかったり、基盤づくりの段階で人を大勢入れて、そのために一人当たりの数値が小さくなったりと、その会社のステージによっても数字は変わってきます。
重要なのは、経営者でどんな事業を行っているか、先見性はどうかをよく見た上で、決算書の数字と辻褄が合っているか判断することです。私は公認会計士ですが、会計士として培ったこと、経験してきたことを一気に吐き出しながら、私自身のDNAを残すという気持ちで本を書きおろしました。どうぞよろしくお願いいたします。

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こんな人におすすめ!
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経理担当者は日々の仕事のために!
ビジネスマンは取引先を知るために!
経営者は会社の財務状況を把握するために!
一般投資家は成長企業を見逃さないために!

現在は自分のことは自分で守る、という自己責任の時代です。
この時代にあって、「決算書を読める」というスキルは、経理担当者やビジネスマンをはじめ、経営者、一般投資家、そして、学生とさまざまな立場の人に求められるであろうと言われています。このような時代に生きる皆さんにとって、本書が少しでもお役に立てれば幸いです。



<目次>

【なぜ「決算書」はあるのだろう?】
 決算書とはなにか/決算書の基本はこの3つ/決算書は世界標準!?
【貸借対照表から始めよう】
 決めては「現金化」だ!/貸借対照表にだまされるな!/落とし穴には要注意!
【損益計算書はここがツボ】
 5つの利益を知ろう/読みこなすポイントは比較/同業他社との比較も重要
【キャッシュフロー計算書を読みこなそう】
 キャッシュフロー計算書って?/なぜ読めなければならないのか
【さあ!決算書を読んでみよう】
 会社の財務状況をつかもう/キャッシュフロー計算書はこう使う
【経営分析の基礎を知ろう】
 決算書からわかる経営の姿/総資本経常利益率と当座比率/
【あなたの会社の「収益性」はどうですか?】
 投資効率をどう読むか?/収益性はどうすればあがるのか?
【生産性はこう調べよう】
 企業の付加価値とは何か?/生産性の分析をしてみよう/生産性向上のキーポイント
【「安全性」と「資金繰り状態」も決算書でわかる】
 流動資産の正体をつかめ/財務マネジメントの達人を目指そう
【成長する会社はこんな会社だ】
 成長力ある会社を見抜こう/損益計算書から成長性を読む
【「損益分岐点」はここにある 】
 どれだけ売れば利益が出るのか?/損益分岐点の求め方
【付録】
 決算書-総まとめ/分析の視点/決算書ドリル/キーワード索引

内容説明

決算書はこれ1冊で分かる。使える。読みこなせる。貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書の基本から、財務・経営分析まで。ビジネスマンは取引先を知るために、経営者は会社の財務状況を把握するために、一般投資家は成長企業を見逃さないために。

目次

なぜ「決算書」はあるのだろう?(決算書とはなにか;決算書の基本はこの3つ;決算書は世界標準!?)
貸借対照表から始めよう(決めては「現金化」だ!;貸借対照表にだまされるな!;落とし穴には要注意!)
損益計算書はここがツボ(5つの利益を知ろう;読みこなすポイントは比較;同業他社との比較も重要)
キャッシュフロー計算書を読みこなそう(キャッシュフロー計算書って?;なぜ読めなければならないのか)
さあ!決算書を読んでみよう(会社の財務状況をつかもう;キャッシュフロー計算書はこう使う)
経営分析の基礎を知ろう(決算書からわかる経営の姿;総資本経常利益率と当座比率)
あなたの会社の「収益性」はどうですか?(投資効率をどう読むか?;収益性はどうすればあがるのか?)
生産性はこう調べよう(企業の付加価値とは何か?;生産性の分析をしてみよう;生産性向上のキーポイント)
「安全性」と「資金繰り状態」も決算書でわかる(流動資産の正体をつかめ;財務マネジメントの達人を目指そう)
成長する会社はこんな会社だ(成長力ある会社を見抜こう;損益計算書から成長性を読む)
「損益分岐点」はここにある(どれだけ売れば利益が出るのか?;損益分岐点の求め方)
付録(決算書-総まとめ;分析の視点;決算書ドリル;キーワード索引)

著者等紹介

矢島雅己[ヤジママサミ]
ジャスネットコミュニケーションズ(株)代表取締役、公認会計士。プライスウォーターハウスコンサルタント(株)の取締役、トランス・コスモス社の役員を経て、1996年、同社を設立。中小企業大学校講師、東京商工会議所相談員、旧通産省ベンチャー研究会オブザーバーなど歴任。経理・会計・法務の領域に「人」と「情報」の切り口からビジネスを展開。「この先10年を無駄にしないキャリアの提供」をモットーに、日々、転職活動の支援と企業の課題解決のための提案を熱心に行う。「何事も意欲的に挑戦すること」を経営に反映している
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。