出版社内容情報
数学は日常生活や社会とは無関係?
ヤミ金融と消費者金融の本質、予想屋さんの結果から見た確率、名刺手品の証明など、数学と他分野とのかかわりを見ながら、その「迷信」を解く。人気授業のエッセンスを公開。
内容説明
レトロ気分の団塊世代が懐かしむ15ゲームで完成するものはなぜ半分か、不動点の応用としての名刺手品、ヤミ金と消費者金融の本質、予想屋さんの結果から見た確率、誕生日当てクイズなどを始め、著者が最近発表したあみだくじの発想による意外な別証明も解説する。
目次
第1章 整数による表現(樹形図による数え上げ;割り算の「あまり」とカレンダー;実数・整数・素数;誕生日当てクイズ;符号化した整数)
第2章 変化を捉える数学(大小比較とドント方式;利息と対数;数列の和と元利均等返済;級数と確率)
第3章 図形と測定(アルキメデスから学ぶ図形;測定を楽しもう;黄金比は美しいのか;不動点の一例となる名刺手品)
第4章 確率(確率という言葉;過去を見る確率と予想屋;じゃんけん;偶然性のゲームと策略のゲーム)
第5章 あみだくじと15ゲーム(数学的帰納法とあみだくじ;あみだくじの具体的な仕組み方;あみだくじによる偶置換・奇置換一意性の証明;15ゲームが完成するための必要十分条件)
著者等紹介
芳沢光雄[ヨシザワミツオ]
1953年東京都生まれ。学習院大学理学部数学科卒業。慶応義塾大学商学部助教授、城西大学理学部教授を経て、東京理科大学理学部教授(大学院理学研究科教授)。理学博士。専門は数学・数学教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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