光文社新書<br> ブッダとそのダンマ

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光文社新書
ブッダとそのダンマ

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  • サイズ 新書判/ページ数 430p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784334032654
  • NDC分類 182.8
  • Cコード C0215

内容説明

ブッダの教えで最初の際立った特色は、あらゆるものの中心に“心”をおいたことである。“心”は物事に先んじ、支配し造り出す。もし“心”を完全に把握すれば総ての事も把握できる。“心”は総ての働きを導くものであり、主人であり、“心”そのものがその働きでできている。先ず専心すべきことは心の修練である。第二の特色は、我々の内外に起る総ての善悪は心が生み出す。悪や悪に関連し悪に属する一切の事柄は心から生じる。善についても同様である。閉ざされた心で語り行為すれば、牛に曳かれる牛車の車輪のように苦しみがついて回る。それ故心が澄み切っていることが宗教の核心でなくてはならない。第三の特色は一切の罪深い行為を避けよ。第四に真の宗教は宗教書の中ではなくその教えの実践にあるとした点である。インド仏教徒1億人のバイブルの歴史的名著、ついに復刻。インド仏教徒の最高指導者・佐々井秀嶺氏の解説を新たに収録。

目次

第1部 シッダールタ・ガウタマ=ボーディサッタはいかにしてブッダとなったか
第2部 伝導の第一歩
第3部 ブッダは何を教えたのか
第4部 宗教とダンマ
第5部 サンガ
第6部 釈尊とその同時代人
第7部 最後の旅
第8部 シッダールタ・ガウタマという人間

著者等紹介

アンベードカル,B.R.[アンベードカル,B.R.]
1891年~1956年。インドの政治家・不可触民解放の真の大指導者。現インド憲法の起草者。不可触民に生まれ、少年時代から被差別の苦い体験をなめる。生涯を通じ、政治・法曹・社会・労働・教育など広範囲にわたって被抑圧カーストの地位向上に尽力した。晩年、ヒンドゥー教の枠内での被抑圧カーストの解放に絶望し、1956年、約50万人の被抑圧カーストの人たちと仏教へ改宗する。インドの仏教復興運動はこの時から始まる

山際素男[ヤマギワモトオ]
1929年生まれ。古代インドの大叙事詩『マハーバーラタ』の翻訳で第34回日本翻訳出版文化賞を受賞
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

isao_key

5
インドの政治家、不可触民解放の指導者で、ヒンドゥー教のカーストによる身分制度に反対し、仏教に改宗した著者のブッダの生涯と教えを説いた評伝。日本では中村元博士による『釈尊の生涯』という名著があるが、本書はそれに勝るとも劣らぬほどブッダの思想と行動を分かりやすく描いている。ブッダのことばや教典を読む前に本書をまず手に取るべきだ。ブッダの教えはこの本の中に尽くされているといってもいいだろう。ブッダの教義は一切は一時的だという。この教義の教訓は、何ものにも執着するな、である。なぜなら一切はかりそめだからだという。2014/12/21

しょ~や

2
非常に面白かった。解説におけるアンベードカルその人とインドに関する話も大変興味深い。独立時といとガンジーとネルーくらいしか知らなかったがこんな人もいたのかと。2017/09/11

てつこ

1
積読解消。インド不可触民解放に生涯を捧げた社会改革者、アンベードカルが記した仏教入門本。アンベードカルはカースト制のあるヒンドゥー教を放棄し仏教に改宗。ブッダの生涯とその教え(法:ダンマ)を説く。ダンマは苦を乗り越え正しく生きるために定められ、人間関係を前提とした社会生活を営むための戒律といった感じかな。弟子との会話の中で、人間が避けるべき感情や欲、例えば怒り、憎しみ、嫉妬や所有欲などが羅列されてて、ネガティブな感情ばかりが豊富で、性悪説までいかないけど人間って根本的にダメなんだなぁ…としみじみ思う。2020/11/22

もうもう

1
まず、日本仏教との違いに驚かされた。善や悪、幸、不幸は人の「心」によるものであり、その行い如何によるとのこと。極楽浄土とは、この世の浄土を実践することで体現できることだという。難しい。

kincyan

1
著者は、インドの初代法務大臣を務めた方で、現代のインドで仏教を再解釈し、カーストの最下層民たちを救おうとした。どうして古代インドでは、先進的思想である仏教が廃れたのだろうという疑問を持っていたのだが、その私のアンテナに引っかかった本で、素晴らしい内容だ。2018/09/27

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