構文文法論―英語構文への認知的アプローチ

構文文法論―英語構文への認知的アプローチ

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  • サイズ A5判/ページ数 368p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784327401245
  • NDC分類 835.1
  • Cコード C3080

出版社内容情報

構文文法の基本文献

 He joked his way into the meeting.などのway構文で、動詞自体には「移動」の意味はないにもかかわらず、文全体としては「移動」を意味するようになるのはなぜであろうか。統語上の形式に過ぎないとされてきた「構文」そのものが独自の意味を持ち、動詞の意味と融合して文の意味を形成するというのが構文文法の考え方であり、形式中心から意味へという言語研究の近年の大きな流れを担う言語理論と言える。

内容説明

認知言語学的前提に基づく構文文法的分析書。分析対象は、もっぱら英語の構文である。

目次

1 序
2 動詞と構文の相互作用
3 構文間の関係
4 連結について
5 部分的生産性
6 英語の二重目的語構文
7 英語の移動使役構文
8 英語の結果構文
9 Way構文
10 結び

著者等紹介

河上誓作[カワカミセイサク]
1940年生まれ。高知県出身。大阪大学大学院文学研究科修士課程修了。文学博士(大阪大学1979)。現在大阪大学大学院教授(英語学)。著書に『文の意味に関する基礎的研究』(大阪大学文学部紀要24、モノグラフ、1984)。編著に『認知言語学の基礎』(研究社出版、1996)

早瀬尚子[ハヤセナオコ]
1967年大阪府生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程中退。大阪大学文学部助手を経て、現在大阪外国語大学助教授。共著に『認知言語学の基礎』(研究社出版、1996)

谷口一美[タニグチカズミ]
1969年石川県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程中退。大阪大学文学部助手を経て、現在大阪教育大学教養学科助教授。共著に『認知言語学の基礎』(研究社出版、1996)

堀田優子[ホリタユウコ]
1968年富山県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)(大阪大学1998)。現在金沢大学文学部講師。共著に『認知言語学の基礎』(研究社出版、1996)
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