英語学モノグラフシリーズ<br> 語彙範疇〈1〉動詞

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英語学モノグラフシリーズ
語彙範疇〈1〉動詞

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  • サイズ A5判/ページ数 230p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784327257064
  • NDC分類 834
  • Cコード C3380

出版社内容情報

 これまで語彙意味的と考えられてきた動詞の意味特性が、その動詞が生起する統語構造全体のなかで決定されるものであるという、新しい「反語彙主義」の立場から、使役動詞、心理動詞、二重目的語動詞などの特性を分析する。

著者紹介
藤田耕司(ふじた こうじ) 京都大学大学院人間・環境学研究科助教授
松本マスミ(まつもと ますみ) 大阪教育大学教育学部教養学科教授

第1章 序論
 1.1 動詞研究と語彙主義・反語彙主義/1.2 認知器官としての言語と動詞研究
第2章 動詞統語論の諸相
 2.1 言語知識のモデル化と動詞の位置づけ/2.2 句構造理論の推移(2.2.1 句構造規則とXバー理論、2.2.2 素句構造理論とD構造の破棄)/2.3 語彙論者仮説/2.4 屈折形態論(2.4.1 統語的アプローチ、2.4.2 語彙的アプローチ、2.4.3 VP削除、2.4.4 beとhave)/2.5 派生形態論/2.6 範疇選択と意味選択/2.7 まとめ
第3章 語彙情報と統語構造
 3.1 VP構造とレキシコン/3.2 投射原理・θ規準とその破棄/3.3 主題役割と項構造・語彙概念構造/3.4 主題役割の可変性/3.5 主題階層とUTAH/3.6 非対格性(3.6.1 移動と格、3.6.2 非対格性の判定、3.6.3 非対格性の統語的側面)
第4章 他動性の統語論
 4.1 他動性交替(4.1.1 使役交替、4.1.2 使役化、4.1.3 脱使役化、4.1.4 中間動詞)/4.2 分裂VP構造と語彙分解(4.2.1 分裂VPと語彙意味表示、4.2.2 語彙分解、4.2.3 語彙的使役と統語的使役、4.2.4 日本語複合動詞)/4.3 使役動詞の統語構造(4.3.1 動作主と原因項、4.3.2 三層分裂VP構造)
第5章 中間動詞と能格動詞の統語論
 5.1 機能範疇μ語(8.1.1 CO動詞とその項、8.1.2 CO動詞の構造)
 8.2 非特定目的語削除(8.2.1 「省略された」目的語の解釈
  8.2.2 USO動詞の構造)/8.3 アスペクトの統語(8.3.1 アスペクトと動詞分類、8.3.2 限定性、8.3.3 目的語とアスペクト、8.3.4 アスペクト素性の照合)/8.4 指示命令文(8.4.1 文脈による省略、8.4.2 空主語構文)/8.5 まとめ

内容説明

文の形は動詞によって決定される。したがって、動詞の分析には文構造の分析と直結している側面がある。本書はそのような側面に重点的に光をあて、従来の静的「語彙主義」とは異なる、動的・派生的な「反語彙主義」の立場から、動詞の意味に縦横無尽に切り込んでいる。

目次

第1章 序論
第2章 動詞統語論の諸相
第3章 語彙情報と統語構造
第4章 他動性の統語論
第5章 中間動詞と能格動詞の統語論
第6章 心理動詞の統語論
第7章 二重目的語動詞の統語論
第8章 目的語と自他交替

著者等紹介

藤田耕司[フジタコウジ]
1958年大阪府生まれ。大阪外国語大学大学院修士課程修了。大阪大学講師・助教授などを経て、京都大学大学院人間・環境学研究科助教授

松本マスミ[マツモトマスミ]
1959年奈良県生まれ。大阪大学大学院文学研究科博士後期課程中途退学。大阪教育大学教育学部教養学科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

books

0
知識が追い付いていないので、今後の学習の末に再検討してみたい。使役~中間~二重目的語などが統一的に扱われている点は卓見だと思った。

かわら版編集長

0
反語彙範疇主義に従えば、LCSなどの語彙意味表示は独立した表示レベルとして存在しているのではなく、統語構造から読みとれる。 2009/05/24

yasukotta

0
 図書館から借りて読みました。購入しようと思います。まえがきに書かれている通り、本書は「語彙主義」ではなく「反語彙主義」の立場から分析を行いますが、「反語彙主義」一辺倒ではなく「語彙主義」も視野に入れています。(私にとっては)すらすらと読めるものではありませんが、じっくり読めば少しは理解できそうだと感じられました。2019/03/04

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