勁草-医療・福祉シリーズ<br> らい予防法廃止の歴史―愛は打ち克ち城壁崩れ陥ちぬ

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勁草-医療・福祉シリーズ
らい予防法廃止の歴史―愛は打ち克ち城壁崩れ陥ちぬ

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  • サイズ B6判/ページ数 504p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326798995
  • NDC分類 498.6
  • Cコード C1347

出版社内容情報

ハンセン病者の苦難と屈辱の歴史を辿り,「らい予防法の廃止に関する法律」がかちとられるまでの闘いを著者自身の生の軌跡と反省に重ね合わせて,人間の尊厳とは何かを問う。

【目次】
まえがき―津田治子の慟哭

第1部 ハンセン病と「らい予防法」―その現状と問題点―
 1 今なぜ「らい予防法」を問題にするのか
  1 「らい予防法」は間違いを引きずって来た
  2 1994年盛岡で開かれた日本らい学会にて
  3 ようやく急進展―本書の趣旨
 2 らい予防法のどこがいけないのか―医学と法律とが乖離している―
  1 ハンセン病の医学
  2 「らい予防法」とは
  3 なぜ問題ある「らい予防法」ができたのか、今まで存在し続けてきたか

第2部 国を挙げて患者収容へ―旧癩予防法成立の歴史―
 1 放任の明治初期から隔離取締りの癩予防法(旧法)成立まで
  1 法律のなかった時代  2 1907(明治40)年法律第十一号癩予防に関する件の制定
  3 1916(大正5)年療養所長に懲戒検束権
  4 1931(昭和6)癩予防法の制定
 2 絶対隔離の思想とは
  1 西表島巨大コロニー構想にみる絶対隔離の思想
  2 絶対隔離を進めた日本らい医学会主流光田健輔氏の考えを読む
  3 わが国の絶対隔離思想はどこから由来したのか
  4 1941年第十五回日本らい学会にて―国賊扱いされた小笠原登博士―
 3 死んで仇を討ってやるぞ!「癩予防法」の患者さんの苦しみ

第3部 患者の闘いが始まった
 1 新法(現行らい予防法)は反対の怒号を無視して強行制定された
  1 新しい時代がやってきた
  2 新時代の到来を無視した専門家と政府
  3 患者は起ち上がった
  4 運動は空しく原案のままらい予防法成立
 2 反対運動は挫折したが
  1 全患協の運動はその後も続く
  2 ローマ会議
  3 第七回国際らい学会(東京)の驚くべき事実
  4 アメリカ軍政下の沖縄の「ハンセン氏病予防法」
  5 1960年前後の軽快退所・労務外出・外来治療
 3 1963(昭和38)年全患協が再びらい予防法改正要求
 4 その後三回目のらい予防法改正要求の動き

第4部 らい予防法の廃止に向かって
 1 高松宮記念ハンセン病資料館完成
 2 ようやく関係団体が立ち上がった―廃止への二年間の動き
  1 経過のあらまし
  2 大谷藤郎の個人的見解
  3 全患協の合意・基本要求に至るまで
  4 らい予防法改正問題をめぐって
  5 所長連盟見解
  6 日本らい学会の反省表明
 3 やっと行政のレールに乗った
  1 厚生省委託事業によるハンセン病予防事業対策調査検討会中間報告書
  2 遂に厚生省に「らい予防法見直し検討会」が設置された
  3 多磨全生園自治会に対するらい予防法見直し検討会報告書の説明 
 4 廃止法ついに国会で成立―フィナーレ

第5部 終わりの始まり
  1 「らい予防法成立と廃止の歴史」に対する総括
  2 本書を終わるのにあたって人間について思うこと
  3 歴史責任の追及は今始まったばかり

付 参考資料
 ハンセン病療養所入所者の現況
 世界のハンセン病
 らい予防法の現状と今後の見直しについて
 対談 らい予防法の医学的根拠をめぐって.........和泉真蔵・大谷藤郎
 鼎談 ハンセン病をめぐって...............湯浅洋・後藤正道・大谷藤郎

文献
あと書き   

内容説明

国家による強制収容、終生隔離、断種…人権無視の法律がなぜ90年も存続し得たのか。ハンセン病者の苦難と屈辱の歴史を辿り、「らい予防法の廃止に関する法律」がかちとられるまでの闘いを著者自身の生の軌跡と反省に重ね合わせて、人間の自由とは、尊厳とは、それを奪う社会とはなにかを、今、その歴史に問う。

目次

第1部 ハンセン病と「らい予防法」―その現状と問題点
第2部 国を挙げて患者収容へ―旧癩予防法成立の歴史
第3部 患者の闘いが始まった―第二次大戦後現行らい予防法の成立とその後の経過
第4部 らい予防法の廃止に向かって
第5部 終わりの始まり

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Schuhschnabel

3
らい予防法廃止の立役者による日本におけるハンセン病対策の歴史書。1907年の制定当初は公衆衛生よりはむしろ救貧的性格をもった法律だったが、十五年戦争に突入するなかで国家主義的理念を持ち込んだ絶対隔離政策に切り替わり、戦後になっても優生政策や非人道的な医学研究と同様根本的な反省がなされないまま継続し、国際的な方針と乖離しつつも当事者間のすれ違いや入所者の福祉向上が図られたこともあり、惰性的な存続を許してしまったという認識をもっているようだ。私も基本的に同意するが、きれいにまとめすぎている気がしないでもない。2021/06/27

Jey.P.

0
ハンセン病の不当な隔離政策「らい予防法」の成立と廃止の歴史。こんな悪法が長年存続していたことに官僚組織の問題点という観点で以前から興味があった。待遇の改善や運用の骨抜きにより実質的な緩和を目指したが、それは法を温存することにつながったのでは?という筆者(廃止運動当事者)の思いはかなり難しい問題だと思う。厚生省やらい学会など組織内部の詳しい動きに興味がわいた。2021/05/07

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