出版社内容情報
大学生の職業意識はどう変わっているのか。大学のキャリア教育や就職指導部は何をすればよいのか。教員による就職指導の実際を詳しく紹介。
フリーター・新卒無業者の増加、高い失業卒の原因は何か。若者の職業意識の低下だけに結びつけずに、雇用環境から分析。大学全体としてのキャリア教育と教員によるきめこまかい指導の重要性をとく。先進的な大学の具体的なとりくみを紹介するとともに個別のフォローの実例を示す。
関連書:小杉礼子編 『フリーターと二ート』(小社刊)
第一章 就職環境の変化と大学生の就職活動
1 就職環境の変化と就職率の推移
2 新卒無業者、大卒フリーター、ニート発生
3 現役学生の就職活動
第二章 大学生の職業意識と就職活動の成功要因
1 若年層の離・転職率の推移とその理由
2 若年層の会社観・組織観と職業意識の変化
3 調査からみる就職活動の実際
4 就職内定の7ルール
第三章 多様化する企業の採用活動とRJP
1 人材採用の多様化
2 全人格的採用から職種別採用へ
3 コンピテンシーを活用した採用
4 インターンシップを活用した採用
5 企業の採用とRJP
第四章 若年層の雇用機会の減少とフリーター化
1 若年層をめぐる雇用・失業状況
2 雇用環境の厳しさの背景とその要因
3 フリーターの実態とその類型化
4 大卒フリーターの実態とその背景
5 フリーターに対する評価
第五章 大学就職部の役割とキャリア教育
1 就職部の組織的位置づけとその機能
2 就職部からキャリアセンターへ
3 求められるキャリア教育
第六章 私のゼミの学生・OGへの就職指導
1 就職サクセスグループに対する就職指導
2 転職グループに対する就職指導
3 フリーターグループ(予備軍)に対する就職指導
第七章 若年層の職業意識に応えるために
1 国に求められる対策
2 企業・産業界に求められる対策
3 大学に求められる対策
4 親に求められる対策
参考文献
内容説明
刻々と変貌する大学生の職業意識!就職指導や就職部の役割は今どのように変わらねばならないのか。豊富な具体例で迫る。
目次
第1章 就職環境の変化と大学生の就職活動
第2章 大学生の職業意識と就職活動の成功要因
第3章 多様化する企業の採用活動とRJP
第4章 若年層の雇用機会の減少とフリーター化
第5章 大学就職部の役割とキャリア教育
第6章 私のゼミの学生・OGへの就職指導
第7章 若年層の職業意識に応えるために
著者等紹介
谷内篤博[ヤチアツヒロ]
1953年石川県に生まれる。1978年早稲田大学法学部卒業。1992年筑波大学大学院教育研究科修士課程(カウンセリング専攻)修了。上場企業の人事部、住友ビジネスコンサルティング(現、日本総研)、三和総合研究所(現、UFJ総研)等を経て、文京学院大学人間学部教授
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