出版社内容情報
フェミニストSFとその批評の方法は,様々な境界が融解しつつある現代,最も有効な批評視座である。
内容説明
あなたが見ているのは、女の幻。聖女でもなく、悪女でもないナマナマしい女が躍動する仮想空間。そこは新たな関係性を示唆する豊かなフィールドである。思想・文学・映画を貫くフェミニズム批評の最先端。
目次
1 フェミニズムとSF(逃避行―『テルマ&ルイーズ』論;女性アーティストの肖像―アン・マキャフリイ『竜の歌』を読む;疑似家族―フェミニスト・ユートピア論;女が女を愛する―ジェシカ・アマンダ・サーモンスン「放蕩娘」を読む ほか)
2 フェミニズムとポストモダニズム(エイリアンと人権―フェミニスト・ファビュレーションとは何か;アメリカを変える―メルヴィル再読;ポスト・コロニアリズム―ラシュディの書く女性的物語;女たちの秘境探検―ヒューマニズムを問う ほか)