出版社内容情報
環境問題は日ごとにその重要性を増し、あらゆる場面で人類の発展という未来に疑問を投げかけている。本書で著者ノーガードは、進化論と生態学の考え方を交互に用いて、人間の歴史を環境システムと社会システムの共進化プロセスとして捉えなおし、それを踏まえて、これまでの発展がなぜ持続不可能なものであったのかを、進歩に対する過剰な信仰と いう認識論的な見地から明らかにしている。
環境の危機に直面した人類は未来をどのように考えるべきか。本書では、未来がどう展開しうるかについて新しいイメージを喚起し、杜会システムと環境システムの共進化を考えることである、と主張する。
第1章 裏切られた進歩
第2章 持続可能性の課題
第3章 共進化プロセスとしての変化
第4章 共進化から見た環境史
第5章 進歩という幻想
第6章 裏切りの哲学的ルーツ
第7章 相反する二つの決定論
第8章 共進化プロセスについて
第9章 共進化の世界観
第10章 アマゾンからの共進化的教訓
第11章 リベラル個人主義による抑圧
第12章 知識の民主主義化
第13章 共進化する分散型コミュニティ
第14章 共進化する文化のパッチワーク
第15章 新たな進歩のビジョン
参考文献に関するエッセイ
参考文献
訳者あとがき
訳者メッセージ
内容説明
環境の危機に直面した人類は未来をどのように考えるべきか。未来がどう展開しうるかについて新しいイメージを喚起し、未来に対する理解を切り開く一助になるのは、社会システムと環境システムの共進化を考えることである。
目次
裏切られた進歩
持続可能性の課題
共進化プロセスとしての変化
共進化から見た環境史
進歩という幻想
裏切りの哲学的ルーツ
相反する二つの決定論
共進化プロセスについて
共進化の世界観
アマゾンからの共進化的教訓
リベラル個人主義による抑圧
知識の民主主義化
共進化する分散型コミュニティ
共進化する文化のパッチワーク
新たな進歩のビジョン
著者等紹介
竹内憲司[タケウチケンジ]
1969年大阪生まれ。1992年広島大学総合科学部卒業。1994年京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。1997年京都大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。博士(経済学)学位取得。現在、神戸大学大学院経済学研究科助教授
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感想・レビュー
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Yasuaki Miyamoto