ネット炎上の研究―誰があおり、どう対処するのか

個数:
電子版価格 ¥2,420
  • 電書あり

ネット炎上の研究―誰があおり、どう対処するのか

  • ウェブストアに2冊在庫がございます。(2024年03月19日 16時15分現在)
    通常、ご注文翌日~2日後に出荷されます。
  • 出荷予定日とご注意事項
    ※上記を必ずご確認ください

    【ご注意事項】 ※必ずお読みください
    ◆在庫数は刻々と変動しており、ご注文手続き中に減ることもございます。
    ◆在庫数以上の数量をご注文の場合には、超過した分はお取り寄せとなり日数がかかります。入手できないこともございます。
    ◆事情により出荷が遅れる場合がございます。
    ◆お届け日のご指定は承っておりません。
    ◆「帯」はお付けできない場合がございます。
    ◆画像の表紙や帯等は実物とは異なる場合があります。
    ◆特に表記のない限り特典はありません。
    ◆別冊解答などの付属品はお付けできない場合がございます。
  • ●店舗受取サービス(送料無料)もご利用いただけます。
    ご注文ステップ「お届け先情報設定」にてお受け取り店をご指定ください。尚、受取店舗限定の特典はお付けできません。詳細はこちら
  • サイズ A5判/ページ数 242p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784326504220
  • NDC分類 547.48
  • Cコード C3033

出版社内容情報

インターネットが普及すれば多くの人が自由な議論の輪に加わり討論の民主主義が社会のすそ野に広がっていくと期待された。しかし論調は暗転し、ネット上での意見交換に悲観的な意見が増えてくる。この論調の暗転の大きな原因になったのがいわゆる炎上問題である。本書はこの炎上について定量的な分析を行うとともに、本書なりにその原因と社会としての炎上対策を示す。

内容説明

炎上参加者はネット利用者の0.5%だった。炎上はなぜ生じたのだろうか。炎上を防ぐ方法はあるのだろうか。炎上は甘受するしかないのだろうか。実証分析から見えてくる真実。

目次

第1章 ソーシャルメディアと炎上:特徴と発生件数
第2章 炎上の分類・事例・パターン
第3章 炎上の社会的コスト
第4章 炎上は誰が起こすのか
第5章 炎上参加者はどれくらいいるのか
第6章 炎上の歴史的理解
第7章 サロン型SNS:受信と発信の分離
第8章 炎上への社会的対処
付録 炎上リテラシー教育のひな型

著者等紹介

田中辰雄[タナカタツオ]
1957年、東京都に生まれる。東京大学大学院経済学研究科単位取得退学。国際大学グローバルコミュニケーションセンター研究員、コロンビア大学客員研究員を経て、慶應義塾大学経済学部准教授。専攻は計量経済学

山口真一[ヤマグチシンイチ]
1986年生まれ。国際大学グローバル・コミュニケーション・センター助教。2010年慶應義塾大学経済学部卒。2015年同大学経済学研究科で博士号(経済学)取得。同年より現職。専門は計量経済学。研究分野は、コンテンツ産業、フリービジネス、ソーシャルメディア、プラットフォーム戦略等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

83
へー、一つの「炎上」で当事者に対して直接攻撃する人って、数名程度なんだ。研究だけでなく、最後に一般人でも対処して、情報発信が続けられる方法が述べられているところが良いと思う。2016/07/13

Aquarius

37
炎上した結果、悪徳業者や詐欺が改善されることは良い面だと思う。SNS等で炎上しない、トラブルに巻き込まれないためには発信しないこと、そもそもSNSを利用するリスクを把握していればそんなことをしないはずである。なかなか興味深く読めた。書きたいことは多々あるが、読メで炎上するのは怖いので簡単にまとめておこう。(サボったわけではないよ笑)興味ある方は手にとってみてはどうだろうか、自己防衛の助けにはなるはずである。2016/06/23

サアベドラ

27
SNSや掲示板で特定の投稿に対して非難や攻撃的コメントが殺到する現象、いわゆる「炎上」を定量的に分析した本。計量経済学を専門とする研究者とその弟子による共著。2016年刊。炎上に対し、何かしらのアクションを起こす人はネット人口全体の1%以下、そのうち執拗に攻撃を繰り返す人は十数人~数人にも満たないという。ネットが人を凶暴にするというより、ごく僅かの常軌を逸した人に出くわす確率を高めてしまうのがネットという空間らしい。前半は興味深かったが、後半の炎上の原因と対策の考察はちょっと的を外しているのではと感じた。2019/03/18

ゲオルギオ・ハーン

26
2016年発行のため、アンケート結果や分析は少し古い印象もある。それでも示唆に富む説明が多く、読んでいて興味深い。例えば、炎上=ネット全体の意見、と捉えてしまいがちだが参加者は(当時)0.5%に過ぎず、そうした参加者というのは漫画やドラマにあるような暇を持て余した劣等感のある無職者ではなく、所得が比較的多く、掲示板に書き込んだり、SNSに積極的に書き込む人々だという(つまり、暇人だからとか無職または特定の職業という傾向はないそうだ)。また、SNSでトラブルを起こしやすい話題の分野も示されていて面白い。2023/07/22

津田大介

18
従前のネット炎上解説本と異なり、現状のネット炎上が起きる原因を「誰もが相手に強制的に直接対話を強いることができ、それを止めさせる方法がない」と定義し、0.5%というわずかなラウドマイノリティーに過剰な情報発信力を与えたことによる問題として、具体的な対策まで提示した新しいネット炎上解説書。今後ネット炎上を語る際、必ず参照される重要本になると思う。2016/05/04

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/10769903
  • ご注意事項

    ご注意
    リンク先のウェブサイトは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」のページで、紀伊國屋書店のウェブサイトではなく、紀伊國屋書店の管理下にはないものです。
    この告知で掲載しているウェブサイトのアドレスについては、当ページ作成時点のものです。ウェブサイトのアドレスについては廃止や変更されることがあります。
    最新のアドレスについては、お客様ご自身でご確認ください。
    リンク先のウェブサイトについては、「株式会社ブックウォーカー」にご確認ください。