出版社内容情報
平成10年改正の「株式償却特例法」、平成11年改正の「株式交換・移転制度の導入」、平成12年の「会社分割法制の創設」等、その他の法律が施行されてきた。これらは企業の国際的な競争が激化し、金融機関などのその再編成が進行する最近の社会経済情勢のためであった。これらの法律を踏まえ、改訂し、第七版とした。
読み易さ、平明さを心がけ、学説・判例を含めた会社法の全体系を理解しやすく整理し、しかも理論水準の高さを保つ本書は、司法試験の基本書として、各種国家試験の基本書として、実務の書としても最適な書といえる。
平成11年株式移転制度の創設、親会社株主の権利の強化、金融資産の時価評価導入等、
平成１２年会社分割法制の創設による法律の改正・施行に基づく最新改訂版。
―目 次―
第一編 序論
会社法の意義・地位/会社法の特質/会社法の法源
第二編 総論
会社の概念/会社の種類/会社の能力
第三編 株式会社
総説（株式会社の概念、株式会社法の変遷と動向、株式会社の特色）/設立（総説、発起人、定款の作成、株式発行事項の決定、発起人と募集設立、設立登記、設立関係者の責任、設立の無効/株式（株式、株主、株主の権利・義務、株券、株主名簿、株式の譲渡・担保化、株式の併合・分割、株式の消却、端株・単位株）/会社の機関（総説、株主総会、取締役・取締役会、監査役・監査役会、大会社の会計監査人の特例、検査役）/新株の発行/会社の計算（総説、計算書類の作成・監査・承認および公示、計算書類の形式・内容、資本と準備金、利益の配当、中間配当、建設利息の配当、法定準備金の資本組入、株主の経理検査権）/社債/定款の変更/資本の減少/会社の整理/会社の解散・清算
第四編 合名会社
総説/会社の設立（設立手続、設立の無効・取消）/会社の内部関係（総説、出資、業務執行、定款変更、持分、社員の競業避止および利益相反取引、損益分配）/会社の外部関係（総説、会社の代表、社員の責任/入社と退社（入社、退社、解散、清算、組織変更）
第五編 合資会社
総説/会社の設立/会社の内部関係/会社の外部関係/入社および退社/解散・清算
第六編 有限会社
総説/設立/社員の権利・義務/会社の管理（会社の機関、会社の計算）/定款の変更/分割・組織変更/解散・清算
第七編 会社の合併
総説/合併の意義・種類・法的性質/合併自由の原則とその制限/合併の手続/株式会社特有の合併手続/合併の効果/合併の無効
事項索引
裁判例索引
内容説明
平成１１年株式移転制度の創設、親会社株主の権利の強化、金融資産の時価評価導入等、平成１２年会社分割法制の創設等による法律の改正・施行に基づく最新改訂版。理論水準の高さを保ちながらも、読み易さ、平明さを心がけ、学説・判例を含めた会社法の全体系を理解しやすく整理。司法試験、実務の書としても最適。
目次
第１編 序論
第２編 総論
第３編 株式会社
第４編 合名会社
第５編 合資会社
第６編 有限会社
第７編 会社の合併
著者等紹介
加美和照［カミカズテル］
１９５４年中央大学法学部卒業。１９５６年一橋大学大学院修士課程修了。現在中央大学法学部教授、法学博士。著編書に、『論点・学説・判例株式会社法』（共編著）（昭和６０年・中央経済社）。『商法（商行為）入門』（編著）（昭和６０年・北樹出版）。『会社法基本判例』（共編著）（昭和６３年・同文館）。『新訂 商法総則』（平成元年・勁草書房）。『手形小切手法入門（新版）』（編著）（平成２年・北樹出版）。『会社法の現代的課題』（平成３年・勁草書房）。『別冊法学セミナー商法Ｉ・ＩＩ』（編著）（平成５年・日本評論社）。『商品取引判例大系』（共著）（平成５年・商事法務研究会）。『取締役の権限と責任』（編著）（平成６年・中央経済社）。『通説会社法』（平成１０年・三省堂）。『会社取締役法制度研究』（平成１２年・中央大学出版部）
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