出版社内容情報
ビルマ専門のベテラン外交官が,鎖国政策で理解困難なビルマの政治を分析。1962年の軍事クーデタ以後,独自の社会主義路線を歩むビルマは,基本的に国軍が権力の中枢にある。
【目次】
第1章 ビルマ国軍の歩み
Ⅰ ビルマ独立義勇軍とその性格の形成
Ⅱ ビルマの独立と反乱の勃発
Ⅲ 政党の分裂と国軍の政治介入
Ⅳ 国軍の政治支配
Ⅴ 新興国の軍
第2章 ビルマ式社会主義路線
Ⅰ ビルマの民主主義運動とマルクス主義
Ⅱ ビルマの独立と憲法
Ⅲ 独立後における路線の転換
Ⅳ ビルマ式社会主義路線
Ⅴ 民政移管の実現
Ⅵ ビルマ式社会主義路線の破綻と新国家像の模索
第3章 ビルマの非同盟・中立政策
Ⅰ 英連邦離脱の原因(1945~1947)
Ⅱ 中立主義の形成(1948~1953)
Ⅲ 積極中立主義の展開(1954~1958)
Ⅳ 軍管理内閣と連邦党内閣時代(1958~1961)
Ⅴ ネ・ウィン政権(1962以降)
Ⅵ SLORC軍事政権の外交路線(1988以降)
Ⅶ 中国・ビルマ関係
(参考資料)
1 ビルマ式社会主義路線
2 ビルマ反乱軍の消長
3 参考文献
4 ビルマ政治重要事項年表
内容説明
独自の道を歩む国、ビルマ(ミャンマー)を解明。1988年の反政府・民主化運動以降の状況についても詳述した増補版。
目次
第1章 ビルマ国軍の歩み
第2章 ビルマ式社会主義路線
第3章 ビルマの非同盟・中立政策