自然主義の臨界

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自然主義の臨界

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  • サイズ B6判/ページ数 277,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784326153787
  • NDC分類 404
  • Cコード C3010

出版社内容情報

物理学をべースにした世界理解である「自然主義」が頓挫する場面はどこか。生命科学の周辺で探り、改めて人文学の意義を復権する。

 本書は中核となる第Ⅰ部と、著者の知的履歴を跡付ける第Ⅱ部からなる。例えば、実証主義的作業と同時並行的に、しかも二次的でなく宗教家としての実践を生理学研究の内部に組み込もうとした橋田邦彦に注目する。また、摂食障害を取り上げ、科学としての医学からはみ出していく様を追跡するなど、科学ではなく、純粋に思想でもない、境界にある興味深い事例を取り上げる。

関連書:同著者『負の生命論』(小社刊)


橋田邦彦の生動と隘路
摂食障害という文化
生物学から生命論へ
ベルクソンと進化論──2003年冬の序文とともに──


カメレオンの情操──バルタザール・グラシアン論──
科学論の設計的責務についての掌編
ジャック・ブーヴレス──フランス現代思想批判──
人文学への弔鐘

あとがき
人名索引
初出一覧

内容説明

自然主義は普遍化可能なプログラムか?生命科学の周辺で、その微妙なよどみに立ち会う。

目次

橋田邦彦の生動と隘路
摂食障害という文化
生物学から生命論へ
ベルクソンと進化論―二〇〇三年冬の序文とともに
カメレオンの情操―バルタザール・グラシアン論
科学論の設計的責務についての掌編
ジャック・ブーヴレス―フランス現代思想批判
人文学への弔鐘

著者等紹介

金森修[カナモリオサム]
1954年札幌市に生まれる。1985年パリ第一大学哲学博士。1986年東京大学博士課程単位取得退学。現在、東京大学大学院教育学研究科教授。専攻は科学思想史、現代科学論。著書に、『フランス科学認識論の系譜』勁草書房、1994年(第12回渋沢・クローデル賞受賞)、『サイエンス・ウォーズ』東京大学出版会、2000年(第26回山崎賞・第22回サントリー学芸賞受賞)など
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。