ときめき文学館
ハッピーバースデー―命かがやく瞬間

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784323025278
  • NDC分類 K913
  • Cコード C8393

出版社内容情報

創作読み物 小学校5・6年生から

「おまえ、生まれてこなきゃよかったよな。」十一歳の誕生日、ママと兄のひと言から、あすかは声をなくしてしまう。祖父母の愛と自然の中で回復したあすかは、「自分は自分として生きる」と強く心にちかった。でも、問題はあすかだけではなかった。 小さい時の心の傷から、あすかを愛せないママ。両親のいう通りの人生に、疑問を持ちはじめる兄・直人。そして、あすかを待ちうけていたのは、大好きな祖父と、親友めぐみとの永遠の別れだった…。

第44回青少年読書感想文全国コンクール課題図書

内容説明

「おまえ、生まれてこなきゃよかったよな。」十一歳の誕生日、ママと兄のひと言から、あすかは声をなくしてしまう。祖父母の愛と自然の中で回復したあすかは、「自分は自分として生きる」と強く心にちかった。でも、問題はあすかだけではなかった。小さい時の心の傷から、あすかを愛せないママ。両親のいう通りの人生に、疑問を持ちはじめる兄・直人。そして、あすかを待ちうけていたのは、大好きな祖父と、親友めぐみとの永遠の別れだった…。小学校5・6年生から。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

紫 綺

64
とても1997年初版とは思えない内容。今でも十分通用するし、感動すると思う。課題図書指定も納得。この少ない頁数の中に、ひとの温かい心がぎゅ~っと詰まってる。寄せては返す波のように、夢の薄れた大人心を感銘の泪で洗い流してくれた素敵な本。2013/06/15

とも

45
★★★★主人公は父母兄妹の4人家族の妹 あすかを中心に、妹あすかのそして彼女に影響されて精神的に再生していく、復活の物語。 兎角ありがちな内容なれど、ほんとうにいろいろな境遇の幸せではない人たちが登場し、彼 彼女たちが あすかと触れ合うことで笑顔を取り戻すさまを見ることで、こちらまでが幸せになれる気がする、そんな1冊となっている。 2017/04/21

みつばちい

27
勤務先蔵書より。前半お母さんがお兄ちゃんは愛せるのに妹にはすごく酷い扱いをするのが辛かった、、心に傷を負い声の出なくなる主人公が、祖父母のところで自然に囲まれながらゆっくり過ごし、祖父母の愛を確かに感じながら心を回復していくところまでが一番好き。後半、新しい学校でのいじめのことや両親の弱さに立ち向かうところなどは面白いがここまでうまくいかないのが現実だよね、、と思ってしまった。親はなかなか変らないけど、祖父母の愛に触れ自分で前に進み出す、くらいでも私は良かったかも。でも先が気になり一気に読めました。2020/10/31

ミルクみるく

21
初めから重いことばで始まるこの本。声がなくなるこの女の子はとてもかわいそうです。もし自分が・・そんなことを考えながら読みました。とても優しいおじいちゃん。なくなったときは私もショックで涙が出そうになりました。そしていつも見守るおばあちゃん。おかあさんを傷つけていたなんて思いもしませんでした。生きているということこれをしっかり学んだような気がします。普通に生きていられることがどれだけ幸せなのかこの本を通じて何回も強く言われたような気がします。今までで一番感動したこの本は私の学びの大きな一ページとなりました。2011/03/20

糸遊

11
母親の言葉の暴力で声を失ってしまった少女の話。自分を否定されるのは辛い。田舎で彼女の心の闇が晴れていくところが好きです。何事もしっかりとした生活習慣のなかで、自然に囲まれていくのがベースなのかな。2017/03/15

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